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「それでは＿」
「あぁ...」
ジョルノとミスタは軽く会釈すると私の顔をもう一度見てから出ていった
彼らから兄のブローノ・ブチャラティが数日前に死んだと聞いた
何故死んだのかは教えてくれなかったが、何となく想像はついた
恐らく彼の信じる道を突き進んで、その結果が死だったのだろう
「はぁ＿」
母に何と伝えよう、葬儀はどうしよう
母は兄と私を平等に愛していた
会える時間は少なくても、母は兄のことを深く想っていた
そんな母に突然息子が死んだなんて＿言えるはずもない
私は一人部屋のなかで頭を抱える
チラリと鏡台を見るとそこには兄に瓜二つの私が写っていた
ブローノ兄さん、貴方は何でもっと上手く生きられなかったんだろう
＿
兄の葬儀を無事に終えた
棺の中に入った兄は私にそっくりで、いや私が兄に似ているのか
誰もが私を見て驚愕の表情を見せた
あのジョルノでさえも
「貴方は＿」
「お前はジョルノ＿先日は世話になったな」
兄の死を伝えに来た死神は困ったな、と呟くとしゃがんで兄の墓を眺めていた私に手を伸ばす
手を取れ＿ということか
手を取ると何か恐ろしい事が始まってしまう様で、私は結構、と言って自分で立った
「随分と口調が変わりましたね」
「そうか、いや。あの時がおかしかっただけだ。元に戻した、ただそれだけだ」
「それに、驚きました＿余りにもブチャラティに似ていたので」
元々から背の高い私はヒールを履けば180センチ程になる
髪型は元から兄程の長さだったため差ほど変わってはいないが、私が兄の"真似"をしているのは誰もが分かったことだった
眼前に置かれた遺影と私の容姿は見分けがつかないほどの生き写し
兄は死んでいない＿
ブローノ・ブチャラティは死んでなどいない
あの棺に入ったのは私だ、兄は私なんかよりこの世に無くてはならない存在なのだから
でもそれはただ私が愛していた兄の死を受け入れたくなかっただけ
墓を見下ろした私は
「なんだよ、死者への冒涜とでも言うつもりか？」
「冒涜＿ですか」
それは少し違いますね、と微笑を浮かべるジョルノ
その時に私はあ、と声を漏らした
兄を殺したのはこの少年だと、気づいた
彼に、利用されて兄は死んだ
聞かなくても分かる、こんな少年が初めから一端のギャングのボスな訳がない
ブローノはこの少年の、どこに唆されたのだろう
やっぱり私は貴方と違うから夢のためになんて命を懸けられない
私は下手になんて生きれない
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RIOT(プロフ) - こちらの作品を読んで頂きました皆様、誠にありがとうございました。本日をもちまして、この小説は続編に移行することとなりました。今まで読んでくださり、ありがとうございました。続編でお待ちしております。 (2019年2月11日 16時) (
レス) id: b929e6efef (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - 高杜さん» ありがとうございます〜！結局夢主も依存してるっていう共依存になっちゃったんですけど、凄く楽しく書けたので良かったです。是非これからもよろしくお願いします！ (2019年2月11日 15時) (レス) id: b929e6efef (このIDを非表示/違反報告)
高杜(プロフ) - フーゴくんのお話とっても良かったです…！！本当にありがとうございました！これからの更新も楽しみです、応援しています！ (2019年2月11日 12時) (レス) id: c2df969f37 (このIDを非表示/違反報告)
あいすすとろべりー(プロフ) - またリクでブチャラティとアバッキオが夢主ちゃんを取り合いする奴をお願いします！ (2019年2月10日 23時) (レス) id: d243ef7454 (このIDを非表示/違反報告)
カト☆(プロフ) - またまたリクエストよろしいでしょうか...？！よろしかったらポンペイ組をお願いします！ (2019年2月10日 3時) (レス) id: f4cd32f168 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT | 作成日時：2019年1月17日 18時
