死者への冒涜＿ﾌﾞﾁｬﾗﾃｨ&ｼﾞｮﾙﾉ★ ページ26
※ネタバレ注意
ある日突然、ネアポリスの私と母と母の再婚した家族の住むこの家に二人の男が現れた
一人はテントウムシのブローチをキラキラと光らせた金髪の少年
もう一人は帽子を被り、ゼブラ柄の派手目なパンツを履いたガタイの良い青年
突然、見知らぬ男達に尋ねられて困惑したのは私の方なのに彼らは私の顔を見るなり私よりも困惑したような顔をした
「＿マジか」
「ミスタ、失礼ですよ」
口を押さえて私を見る男、もといミスタは金髪の少年に制された
大人しく彼に従うミスタという男を見ていると、明らかに少年の方が上の立場だというのが見てとれる
もしかすると彼らはギャング＿？
「A、どちら様？」
奥から母の声がしてビクついた
母には彼らと関わり合いになって欲しくない
彼女にはいつまでも綺麗な人で居て欲しい
「あぁ、母さん...えと、私の友人。今上がってもらうから」
「＿あらそう、貴方が友人を呼ぶなんて初めてね」
バレないように急いで二人を家の中へ上げると私の部屋に無理やり押し込んだ
勢いよく閉めた扉の奥からは母の「ごゆっくり」というような類いの言葉が聞こえてきた
ふぅ、と一息ついて部屋に呆然と立つ二人を改めて見る
少年は私よりも背が低いけれどもう一人のミスタは私よりも少し大きいくらい
密かに姿を覗かせたリボルバーが私の警戒心を大いに増幅させる
「＿どちら様」
「自己紹介する間もなくすみません、色々とご配慮して頂いたみたいでありがとうございます。
僕はジョルノ・ジョバァーナ、貴女もお気づきの通りギャングパッショーネのボスにあたります。こっちはミスタ、僕の部下です」
少年とは思えない腰の低さ、やはり彼はただ者じゃあないんだ
私は彼らを椅子へ進めて紅茶を注いだ
数ヶ月に会った兄に買って貰った高級品
ギャングは舌が肥えているだろうから美味しいものを出してみた
改めて現状を整理する
「えと、パッショーネ、と言うと兄の」
「ええ＿実は今日、貴方のお兄さんについてお話があって、A・ブチャラティさん」
「ブローノに何か...」
急かすように彼らの方に身を乗り出すとミスタが「ブチャラティ...」と私を見ては切な気に目を細める
嫌な、予感が下の方から突き上がってくる
いつかこんな日が来るのではないかと心配だった
この後の話を聞くのが怖かった
数ヶ月前会ったばかりなのに
＿兄は私と違って父と同じような自分を不幸にし兼ねない程の優しさがあったから
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RIOT(プロフ) - こちらの作品を読んで頂きました皆様、誠にありがとうございました。本日をもちまして、この小説は続編に移行することとなりました。今まで読んでくださり、ありがとうございました。続編でお待ちしております。 (2019年2月11日 16時) (
レス) id: b929e6efef (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - 高杜さん» ありがとうございます〜！結局夢主も依存してるっていう共依存になっちゃったんですけど、凄く楽しく書けたので良かったです。是非これからもよろしくお願いします！ (2019年2月11日 15時) (レス) id: b929e6efef (このIDを非表示/違反報告)
高杜(プロフ) - フーゴくんのお話とっても良かったです…！！本当にありがとうございました！これからの更新も楽しみです、応援しています！ (2019年2月11日 12時) (レス) id: c2df969f37 (このIDを非表示/違反報告)
あいすすとろべりー(プロフ) - またリクでブチャラティとアバッキオが夢主ちゃんを取り合いする奴をお願いします！ (2019年2月10日 23時) (レス) id: d243ef7454 (このIDを非表示/違反報告)
カト☆(プロフ) - またまたリクエストよろしいでしょうか...？！よろしかったらポンペイ組をお願いします！ (2019年2月10日 3時) (レス) id: f4cd32f168 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT | 作成日時：2019年1月17日 18時
