低音ボイスにはご注意を【 青 】

１２. 。 ページ12

あの後しげとは 、夕方くらいまで遊んで家に帰って行った


久々に遊んで楽しかったな 。




そんな私は今 、コンビニに向かってます




飲み物買ってこいってお母さんにパシられました









「 いらっしゃいませ 」と店員さんの声が店内に響く









藤井「 お 、Aや 〜 」


『 え 、藤井さん 』









そこには雑誌を立ち読みしてる藤井さんがいた









藤井「 今日何してたん？ 」


『 あー 、さっきまでしげが家におって 』


藤井「 は 、家？上げたん？ 」


『 ？はい 、そうですけど 』









分かりやすいくらい 、表情が怖くなる藤井さん


え 、なになになに ... 私殴られるんですか









藤井「 ..... 嫌やわ 」


『 へ？ 』


藤井「 Aと重岡くんが仲ええの 、何か嫌や 」









むすっと拗ねたように私にそう言ってきた









『 いや ... でも 、幼馴染やし 』


藤井「 嫌や 、いーやーや 」


『 は？ 』









... 藤井さんが小学生に見える









藤井「 絶対俺の方がAのこと好きやし 」


『 はいはい 』









いや 、しげとあなたの私に対する好きは違うやろ




そう思う反面 ...


藤井さんの「 好き 」に初めてドキッとした自分がいた




悔しいから絶対言わんけど

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