〇 ページ21
樹side
「なんで·····？殴るわけないじゃん、私彼女だよ？」
「あっそ、じゃあもう知らね」
イライラも嫉妬も、Aが欲しいって気持ちも、
俺だけのにしたいって独占欲も、
全部が全部グッチャグチャに合わさって、
もう止められるわけがなかった。
あんなに、ダメだと自分を戒めていたのに。
俺は結局、Aが気を失うまで夢中で何度もしつこくAを求めて。
強引に激しく抱いてしまった。
それでも嫌がらないで一生懸命俺を受け止めてくれたAに愛しさが募りつつも、
申し訳なさやら、
でもAが嫉妬させたんだっていう強がりが邪魔をして。
素直にAに謝ることはできなくて。
Aが目を覚まさないように、
そっと俺のシャツを着せて、布団をかけてやる。
あーあ、こんなつもりじゃなかったのにな。
とは思いつつも、
Aを抱けた幸福感で口角が上がる自分が恨めしかった。
(おまけ)
「痛あ·····」
「······Aが悪い」
「ねえ、なんで怒ってたの？」
「····昨日お店で男と仲良さそうにしてた」
「········あ、」
「何その反応。浮気？」
「違うよ、お兄ちゃんのことでしょ？」
「·······お兄ちゃん？！」
「うん。夜ちょこっとだけ来てたから。樹くん見てたの？」
「え？！お兄さん？！はあ？！もっと早く言ってよ！！」
「樹くん来る前に帰ったもん」
「いや俺いたから！！お兄さんに嫉妬するとか俺超だせぇじゃん、」
「·····嫉妬してたんだ」
「そうだけど·····ごめん、なんか」
「ううん、ちょっとだけ嬉しかった」
「なんで？」
「私じゃ興奮しないのかなって思ってたから」
「ちげえよ！！俺がどんだけ我慢してたと思ってんだ！！」
「ふふ、安心してね、お兄ちゃんだよ」
「·····今度会わせてね。挨拶したいから」
「うん！」
·
大我をすきになっていたら：オオカミくん【SixTONES】→←〇
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 891人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リリー(プロフ) - たまらん〜＾＾！ (2019年6月3日 18時) (
レス) id: 203fcc8e94 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - とにかくずっと樹とイチャイチャしてるおはなしが見たいです (2019年5月31日 20時) (レス) id: 008a7cbb93 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 初めまして！ハッピーエンドのじゅりくんと女の子の喧嘩がみたいです。 (2019年5月29日 21時) (レス) id: 1ca685eddb (このIDを非表示/違反報告)
こつぶ(プロフ) - 普段はお世話されっぱなしの京本くんが疲れた年上彼女を甘やかすお話が見たいです！よろしければご検討お願いします！これからも応援してます！！ (2019年5月29日 18時) (レス) id: 75d25d8f22 (このIDを非表示/違反報告)
京北わか(プロフ) - 晴さん» 合ってます！語彙力なくてすみません（笑） (2019年5月29日 18時) (レス) id: 4e915e623c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晴 | 作成日時：2019年5月29日 16時
