THERAMPAGEの 女 # １

最年少の特権　２ ページ26

◯慎side





慎「Aさん？



起きてますか？」





『どしたん、寝られへんの？』





慎「まぁ、はい。」





『かわいいな、なんか話そか。』





慎「Aさんって元々総リーダーですよね。」





そう。元々は、玲於さんは、ＢＯＴの総リーダーで、



Aさんは、ＢＯＴダンスリーダーだった。





でも、あれがあってから亜嵐さんに交代になった。





『うん、そうだね、ダンスリーダーだけどねっ』





慎「Aさんは、明日のライブ緊張しますか？」






『うーん、全くと言っていいほど緊張してないかな。




だって、今まで積み重ねてきたことをやるだけだし。




今回は、幸い中の不幸で、色々出来なくなったけど、結果的にライブはできてるわけだからさ。』





慎「緊張、してたらダメですかね。」





『なに、緊張してんの？』





慎「はい。ちょっと前まで、俺らEXILE TRIBEの最年少だったじゃないですか？




それが、急に２つも弟分グループができちゃって。



正直、すごい不安です。」





『でもさまこっちゃんさ、下からすごい尊敬されてるよ？




まだ二十歳なのに、すごいって。



澤夏も言ってたし。




まこっちゃんさ、EXILE TRIBE中では、デビュー順で言うと、上かもしれないよ？



でも、ランペの中では、かわいい弟だよ。』





慎「そうっ、すかね、」





『うん、そうそう。


こんなこと相談してくれるのも、Aだけでしょ？




壱馬には強がって言えないし、陣さんに言ったら、めんどくさいし、かといって他に言っても、他に回るかもしれないから言えなかったんでしょ。



そうやって、考える辺りすごいなって思うよ？』





慎「ありがとうございます、」





『まって、明日早くなかったっけ？』





慎「３時３０分起きで４時３０分に寮からでるらしいです。」






『まこつ、寝よ？



Aが死んじゃうわ。笑』





慎「はい、」





『おやすみ〜んぼー、』





最年少の特権。




１、一緒に寝られる。


２、相談して、内容は絶対に広めない。


３、優しすぎる。

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