THERAMPAGEの 女 # １

振り落とし　４ ページ20

◯翔平side





今日は、俺が振り落としの担当。





翔平「A〜っ」





『いや、せめてノックぐらいしろ、



そして、またポンコツかい。』





またっていうのは、１日目の昂秀のことだと思う。




翔平「まぁまぁ、このわたくしが教えて差し上げますよ、」





『いや、振り落としっていうのは振りを落とすだけで、教えて差し上げるものじゃないからな？笑』





翔平「やるますよ、」





Aには正直いつも論破されちゃう笑




論破されるのが楽しいのだけれど。




◯





『ほほっー、おけおけ、さんきゅ』





翔平「あ、あと、今日のLINELIVEのイベントは体調不良で休んだことになってるから。」





『うん知ってる。』





翔平「明日の辛抱じゃん、」




Aは、泣いてた。




俺が入ってきて涙を拭いた。





翔平「そりゃ、海瑠ちゃんが悪かったけどAにとってはいい休息になったんじゃね？」





『休息長すぎ。』





翔平「まぁ、そうよな、笑」




『でも、考えさせられたよ。




自分が受かってからのこととか受かる前のこととか思い出した。』




翔平「そっか、」





受かってからは、全部と言ってはいけないけど、Aの努力は知ってる。





受かる前は全然知らない。





『こんな暗い話じゃなくてさ、なんか、おもろい話してや、』





こんな無茶ぶりしていいのは、Aだけ。




こんな無茶ぶり答えてくれるのは、翔平だけ。





『あはははっ！！


玲於君おもろすぎ！笑』




翔平「びっくりしたもん、笑」





『そっか、Aがおらん間はずっと過ごしてんねんもんな。笑』





翔平「うん笑」

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