THERAMPAGEの 女 # １

好きな人　１ ページ11

◯昂秀side





Aさんには、好きな人いるように思えない。



でも、聞いたら





『いるに決まってるじゃん笑


私だって好きな人くらいいるよーん』




って言ってくる。





でも、俺には誰だかわからない。






昂秀「Aさんっ、」





『ん？』




昂秀「好きな人！誰っすか？」




『教えてほしい？』





昂秀「はいっ、」





『そうだねぇ、


じゃあ、ヒント１


昂秀の身近な人かな。』





俺の身近な人？？





『わかんないよね、笑



ヒント２、よく◯◯ももって言われる。』





昂秀「◯◯もも？」





『うん、


じゃあヒント３、サポメン時代から一緒にいる。』






昂秀「まさかっ！」





樹さんだと思う、





『樹だと思ってるでしょ？』






昂秀「え、違うんすか？」





『うん、違うよ？



だって、樹とは喋ったことなかったもん。』





昂秀「じゃあ、誰っすか？！」




『そんな気になるの？笑




教えてあげる。』





俺はゴクリと唾を飲み込んだ。





『みんなだよ。』





そう言って、俺とは違う方向を向くAさん。




俺は完全に呆気にとられて、口を大きく開けてた。





陣「昂秀、しゃーない。笑


ああいう性格や。」





『ちょっとまて、今の言葉聞き捨てならんよ？


ああいう性格ってどういうことや！』





陣「わがまま、強欲、年上に向かってタメ語。


挙げ句、塩対応。」





『なっ。それの何が悪いんですか！？



先輩へのタメ語はあかんとしても、


強欲ではないですし、わがままだったら、絶対まこっちゃんの方がやし！



あと、塩対応はファンから好評なんで！』





陣「はいはーい、」

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