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makoto.
驚いた。
俺が来た瞬間抱きついてくれた。
涙が止まらなくなった。
『 ごめん、ごめんなさいっ、ごめんっ、 』
「 Aっ、Aっ、 」
抱きしめて、強く、強く。
離さないで、絶対、絶対に。
『 まこ、、まことっ、 』
「 俺っ、さみしかった、 」
『 ごめんっ、 』
Aも強く、強く抱きしめてくれた。
奥でやましょうさんが微笑んでいた。
『 … あのね、わたし、 』
Aは自分が記憶を失っていたときの話をしてくれた。
『 ずっと私の名前を呼んでた。
その人はとってもキラキラ輝いてたの
きっとそれは慎だった。 』
その話を聞いて、改めて俺はAを信じ続けてよかったと思った。
『 慎、私を、ずっと支えてくれて本当にありがとうっ、! 』
「 ううん、
でも、なんでドームに、? 」
それだけが気になっていた。
まだAにはアリーナしか来てもらっていない。
俺達自身がアリーナでしかライブをしたことがない。
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作者名:快百華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=imminentRuyna
作成日時:2020年10月10日 23時