Dear Destiny【 神谷健太 】

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・you side









怖かった。







　
　
　



健太に好きといったのはいいものの、






振られるんじゃないか。

俺もと言われたらどうするのか。






もしも、世に発表したとき、

死にたくなるくらい辛いんじゃないか。



俺もと言われて最低だとわかったら、振られるんじゃないか。



　


　




　




怖くて、悲しくて堪らなかった。





　
　






『 健太は、私なんかといるべきじゃない 』

「 そんなの俺が決める 」

『 私はっ、 』







　
　
　
　
　
　


最低なんだよっ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿






　
　
　
　




そういう前に、私と同じ匂いで包まれた。



バナナみたいなシャツ。

大きな手。

大きな背中。









「 ゆっくりでいい、

絶対ちゃんと好きって言わせるから、 」

『 っ〜、！ 』

「 私なんかなんて言うなよっ、 」








健太の言葉に、また泣いた。

抱きしめ返すことなんか出来ずに。









　
　
　
　
　
　
　






　
　
　
　
　
　



　


　
　
　
　
　
　
　
　
　
　




　
　
　
　



　


「 好きって言わせるから、覚悟しといてよ 」
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