SMILE GIRL # １

ひとりぼっち　１ ページ39

・Takahide Suzuki side






A-nationのとき。


最年少組の４人で仲良く食べてたはずなのに、俺以外の３人は食べ終わると、俺を置いてどっかへ行った。






『 ぽんこつくん。 』


昂秀「 なんですか 」


『 ひとりぼっちは寂しいかい？ 』


昂秀「 なんなんですか 」






いつものように構ってきてくれるAさん。

俺は照れ隠しで構ってあげてるとか言っちゃうけど、ほんとは構ってもらってる。






『 可愛い可愛い昂秀くんのためにAさんがここに座ってあげようと思って。 』





Aさんのトレイを見るともう全部食べ終わってた。






昂秀「 みんな僕を置いて行っちゃったんです。ひどいですよね 」


『 でも、Aさんが居てあげるからいいじゃない 』


昂秀「 自分でAさんとか言わないでください。 」


『 なんだよ〜、ちょこっとだけ気を使ってやったって言うのにさ？ 』



　




頬杖をつきながらぶーぶー言ってるAさん。






　


『 ていうか、よくそんな食べれるよね。
もうそろそろ出番だよ？ 』


昂秀「 後でバイクいっぱい漕ぎます 」


『 それでよく消費できるね 』


昂秀「 まあ僕なんで 」


『 うざすぎ。 』





　



いいよいいよ。昂秀は。
なんて言ってまたぶーぶー言ってるAさん。





　





『 ねね、後でさケータリングのタピオカ一緒に取りに行こ？ 』


昂秀「 ま〜たRIKUさんに怒られますよ 笑僕は無罪ですから 」


『 半分こなら怒られない！
嫌って言ってもだめ！強制！先輩命令！ 』







はよ食べてよ〜
なんて言ってぶつぶつ言い始めるAさん。



なんなんだこれ。






　





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