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・kazuma side
Aさんが消えて半年が経った。
その間もTHERAMPAGEは、燃え尽きることなく活動を続けていた。
最初の方は戻ってきてほしいっていう声もあったけど、今では16人として扱われている。
楽屋の椅子さえも16個。
用意される衣装の数も16着。
当たり前のことなんだけどすごく悔しかった。
「 先、失礼します 」
彰吾「 … また、探しに行くんか 」
「 あたりまえです、笑 」
微笑むと、メンバーが目を背けだす。
本当は止めたいんだろうけど、止められない
本当はやめてほしいんだろうけど、やめてくれない
わかる、わかるけど、俺は自分よりAさんのほうが大事だからさ。
「 じゃ、失礼します、 」
陣「 … ちょっとまって、 」
「 なんですか、? 」
早く探しに行きたいのに。
手がかりもなく探しに行くのは本当に時間がかかるから。
陣「 お祖母ちゃんの家とかおらんかな 」
「 え、? 」
陣「 福岡の方の。一回行ってみる? 」
「 けど、明日は、 」
明日はTHERAMPAGEが飾らせてもらう表紙の撮影だったはず。
健太「 そんなのどーにかなるって!
健太も早くAさんに会いたいし、 」
瑠唯「 少人数で行ったほうがいいよね 」
昂秀「 新幹線の予約、今すぐ行くなら4席とれます。 」
健太さんや瑠唯さん、昂秀の言葉の優しさに涙が出てきた。
陣「 今から泣いててどうすんねん 笑
おるかどうかの確証もあらへんで、 」
そうだ。まだ見つかったわけじゃないんだ。
急いで荷物をまとめてくれた慎、RIKUさん、陣さんの4人で行くことになった。
その他のメンバーは、背中を押してくれた。
翔平「 あ〜もうっ、絶対いますように! 」
海青「 頼む!! 」
樹「 お願いします、 」
北人「 絶対いるって!!俺は絶対に心配しない!!! 」
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つな(プロフ) - 30話に入るくらい前から涙が自然に出てきできて止まらなかったです。すごくいいお話ですね。 (2020年8月19日 2時) (レス) id: 96f1110185 (このIDを非表示/違反報告)
百(プロフ) - 夕さん» ありがとうございます!頑張ります (2020年7月12日 1時) (レス) id: 16e21b49f5 (このIDを非表示/違反報告)
夕 - 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2020年7月12日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
百(プロフ) - 夕さん» そして、2つ目3つ目のコメントにつきましては、このままで行きたいのですが、夕様のお気に触れるようでしたら、変えさせていただきます。 (2020年7月12日 0時) (レス) id: 16e21b49f5 (このIDを非表示/違反報告)
百(プロフ) - 夕さん» まず、1つ目のコメントに付きましてですが、このお話は2020年のお話になっていまして、半年後や1ヶ月後、などしっかり表記させていただいております。 (2020年7月12日 0時) (レス) id: 16e21b49f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:快百華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=imminentRuyna
作成日時:2020年6月28日 16時