嘘告3 ページ5
私は屋上に向かい,ドアを開けた。そこにはな-くんとさとみくんの姿が。
『な-くん…さとみくん…来てたんだね。』
さ「なんとなくAのその表情からして…呼び出されそうだな-ってw」
な「で?今回はなんの愚痴ですか?A?」
『な-くん、さとみくん…ジェルの事さ…』
な-くんとさとみくんがゴクリと唾を飲む。
『呪っていいかな?』
な「え,?」
さ「は,?」
『ん,?』
な「一回聞いていい?何でそんな思考回路になったの?w」
さ「ん?w話してみ?」
な-くんとさとみくんは私が泣きそうなことを知ってて明るく接してくれた。
『やっぱり2人は優しいね…』
さ「なんだよ今更w」
そうさとみくんが言った瞬間涙が溢れて止まらなかった。
な「はいはい。ゆっくりでいいから話して。」
そう言いながらな-くんは抱きしめ,頭を撫でてくれた。
私は今までのことを全て話した。
『な,くん。も…う大丈夫。ありがとう…』
な「ん?そう?どういたしまして。」そう言ってな-くんはにっこりと笑った。
さ「ジェルは鈍感なのか何なのか…w普通だったら気付くだろww」
な「そうだよねぇ。俺らじゃこの話はどうにもできないな…」
『えぇ…?』
さ「自分の恋なんだから自分で頑張れよっ!」
そう言ってさとみくんは私にデコピンをした。
『い゛っだ…!?』
そう言うとさとみくんはニヤリと笑う。
な「今日みたいな相談とかだったらいつでもおいでね?」
『うん…!ありがと!』
そう言って私達は解散した。
ジェルside
あの後Aは教室を飛び出していった。一瞬見えたあの表情は今にも泣きそうだった。
俺はAが心配になり様子を見に行くことにした。
Aが行きそうな場所…探してみるが思い当たらない。
ふと上を見上げるとAを発見した。どうやら屋上におったようだ。
そこには_ななにぃとさとちゃんの姿が見えた。
しばらく観察しているとななにぃがAを抱きしめていた。
頭が真っ白になって今にも泣きそうになった。
その感情を晴らすためにすぐに誰にも見えない場所に来た。
そっか…きっとあの2人は両思いなんやな…
俺が好きでおっても意味がない恋やったんや。
ジ「ほんまに笑えてくるな…」
俺は苦笑いになった。その瞬間涙が止まらんかった。
泣きたくないのに次々と雫が零れ落ちる。この気持ちは捨てよう…2人に迷惑やし。
さようなら。俺の初恋。
さよなら。好きだった人_
俺は涙を拭って前を向いた。
続く
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海月(プロフ) - 白百合…かと思いきや汚れすぎて黒百合ですさん» そうですよね…(おい)優しいですね(*´ω`*)(おい) (2021年9月27日 19時) (レス) id: 99768c7735 (このIDを非表示/違反報告)
白百合…かと思いきや汚れすぎて黒百合です(プロフ) - どうしよう、応援がしにくいっ!正直なー君もジェル君もかなって欲しいっ! (2021年9月27日 18時) (レス) id: 9529622f70 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - nekoko(ネココのサブ垢)さん» wwwwwwwwwネココちゃんこの作品いっつもジェルくんに文句言ってて可愛くて面白いwwww(((うるさくないっす() この先もこじれさせる…(おい)もはやラブコメじゃない(あ)もうちょっとラブコメっぽくしますわ() (2021年9月16日 20時) (レス) id: 99768c7735 (このIDを非表示/違反報告)
nekoko(ネココのサブ垢) - お前ーーー!!!勝手に夢主ちゃんのことあきらめんじゃねぇぇぇぇぇぇ!!!!!は?何でなん?はぁぁ???って、心の中で叫んだネココでした☆(((うるさくてすいませんですた。 (2021年9月16日 20時) (レス) id: 547da7bfc7 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - 花音さん» それは嬉しいですね♪(*´∀`*) (2021年9月3日 7時) (レス) id: 99768c7735 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:羽花 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1346/
作成日時:2021年8月31日 13時