5 青春フィルム (ページ42)

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風磨「ほれ、」

Aを抱き寄せて一緒にマフラーぐるぐる

「んふふ、幸せ…」

こてん、とAの頭が俺の肩に乗っかる。

風磨「満足ですか？」

「めちゃくちゃ満足してます…。

欲を言うならばお外でもやりたいです…」

あら、Aもそういうこと言う子になったの？笑

付き合ってからは一緒に歩くときとか必ず手繋いでた。

でも、いつも恥ずかしそうに手を繋ぐA

それが、いちゃいちゃを見せつけたいにまで変わったのかな？

まあ、俺は見せつけたいけどね。

俺の彼女かわいいでしょって。

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風磨「今度年内にどっかイルミネーションでも見に行くか」

「え！行きたい！！」

さっきもらったプレゼントは大事に保管して

もう夜も遅いから電気を消して 2人ベッドの中へ。

Aと向かい合いながら寝る前にするお話

いつもそうなの。

寝る前にちょっとでもお話してから寝る。
それがルーティーン

風磨「そういえば A、進路決まったの？」

「うん。専門学校行くの。」

風磨「へぇ、いいじゃん。なんの専門？」

「美容系。美容師になりたくて…」

風磨「Aらしいね。応援してるよ」

「えへ、ありがとう…」

美容師かぁ

いいね。Aらしいと思う。

いつも髪型とか凝ってるもんね。

男だから細かいところまでは分からないけど、いつもデートのときは器用に髪型をセットしてるA

「じゃあ…ふうまくん、カットモデルやってぇ」

風磨「めちゃくちゃオン眉とかにされたりしない？大丈夫？」

「大丈夫だよ！！…多分……」

風磨「ふは、

でも Aが美容師になったらそこの美容室通っちゃうなぁ、絶対」

「指名してくれますか？笑」

風磨「もちろん。日野A指名で。笑」

そんな楽しい将来の話をしていたらいつの間にか眠ってしまった。

寝落ちするタイミングも一緒。

ある意味心に残るクリスマスだった。

マフラー明日からつけて行くね。

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