235 ページ35
.
「あの…！ありがとうございました…！！」
健人「いいえ〜、菊池と楽しんでね〜」
ひらひら、と手を振る中島先輩にお辞儀をして 別れを告げた。
あのあと、中島先輩に何作るの？って言われて 料理ができないと正直に言えば まあ、すごい驚かれたよね。
何しにきたの！？って。笑
いやあ、私が知りたいね。笑
とりあえず 中島先輩にアドバイスをもらいながら 料理を全部作るのは難しいから、簡単な野菜スープとハンバーグを作ることにした。
チキンとケーキは諦めて買いました。
食材を買って 風磨くんのお家へ向かう。
「ただいまぁ…」
真っ暗な部屋。
今の時刻は17時。
まだ風磨くんは帰ってきてない。
だいたいいつも19時くらいに帰宅する風磨くん。
だから、今日もそれくらいの時間だろう。
よし、頑張って作ろう。
一旦 袋の中のものを冷蔵庫に詰めていく。
相変わらず 風磨くんは毎日自炊してるっぽいから、冷蔵庫の中は いろんなものが入ってる。
エプロンをして、手を洗って 横でハンバーグの作り方の動画をスマホで流しながら、初めていく。
最悪はチキンとケーキがあるし……
クリスマスプレゼントも用意してあるし…
てか、私 風磨くんに料理出来ないって話したことあるっけ……
「料理も出来ない女とかないわ。」
脳内で風磨くんの声で再生される。
あぁぁぁぁぁぁああああ、だめだ。
絶対そう思われる……
違う、風磨くんが家庭的過ぎるんだよ！
料理も掃除も洗濯も、もうそれお母さんだもん！
いや、料理出来ないのは私のせいだぁ
「待って、なにこれ…」
出来上がった黒色の物体
え！？
私ちゃんと焼いたよ！？
焼く時間守ったよ！？
レシピ通りにきちんとやったせいで もうひき肉も玉ねぎもない。
今あるのは 目の前の黒い物体だけ
現在の時刻 18時3分
え、嘘でしょ。私、ハンバーグ1時間も作ってたの！？
仕方なく 野菜スープにシフトチェンジ
流石に野菜スープは上手く作れた。
なんかちょっと 味濃い気がするけど、気にしない。
テーブルの上にお皿やらコップやらを並べていたら 時刻はもうすぐで19時。
そろそろ風磨くんが帰ってくるはず。
チキンも箱から出して お皿に並べてみる
サラダも作ったけど、おかず少な過ぎないか！？
今から ピザでも出前する！？
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 304人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆう | 作成日時：2021年1月7日 23時
