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「もしもーし、風磨くん！！」
風磨「はーい、風磨くんですよ」
夜ご飯も食べて お風呂も入って 自分の部屋の電気も消して ベッドに潜り込んで毎日の楽しみ 風磨くんとの電話。
忙しいときとか、お互い疲れてるときは出来ない日もあるけどね。
でも、会えてないときはだいたい毎日してる！！
寝る前に1時間くらい電話して、風磨くん補給して 次の日の学校も頑張る。
だから、私にとっては大切な時間。
風磨「ごめんな、ちょっと遅くなっちゃって」
「ううん、全然大丈夫だよ。
風磨くん、疲れてない…？大丈夫…？」
今日は少しだけ電話かけるの遅くなるって言われたの。
もうすぐで日付が変わりそう
今日はあんまり長くは話さないかもね。
風磨「大丈夫だよ。ちょっと弟たちのところ行ってたから」
「美桜ちゃんと晴翔くん？」
風磨「そう、
たまには会いに行かなきゃじゃん？」
うぅぅ……優しい…優しすぎるよ…風磨くん…
お仕事で疲れてるのに そのあとに兄妹に会いに行くなんて…
「きっと嬉しいだろうね、お兄ちゃんに会えて」
風磨「やっぱり好きだなぁって思った 笑」
「んふ、いいことだね。」
風磨「あ、今ちょっと嫉妬したべ？」
「え…！？」
風磨「なんか、声が小さい 笑」
「そんなこと……！！
……あるかも……」
風磨「ふは、めっちゃ想像つくわぁ」
風磨くんの家族にまで嫉妬するとか 私どんだけ欲深いんだよ……
独占欲ともいうのかな…
好きだから 私のものにしたい、だなんてただのわがままかな、
でも 風磨くんにとっての好きって言葉が私以外に向けられるの、心がぐちゃってなる。
うまく説明できないけど……
風磨「A、愛してるよ」
「……！」
スマホの向こう側から聞こえた言葉
心臓がぎゅんってなった。
風磨「おーい、聞こえてるー？」
好きとか そういうのはたまに言い合ったりするけど…愛してるって、こんな唐突に言われるの…！
はぁぁ、やばい、顔が熱い…
風磨「A？あれ、切れた？」
「やばい……」
風磨「ん？あ、繋がってた。」
「風磨くん…今、やばいです……」
風磨「え、どした？」
風磨くん、あの言葉 無意識で言ったの…？
だとしたら、上級者過ぎるよ…
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作者名：ゆう | 作成日時：2021年1月7日 23時
