217 ページ17
.
「私も何か手伝うよ！」
風磨「大丈夫よ、A疲れてるでしょ。
休んでな。」
家に帰って ネクタイを取った風磨くんは 袖をまくってキッチンに立った。
何か手伝おうとしても 阻止されてしまう。
それは キッチンに入ってくんなとかじゃなくて、ただ休んでていいよという風磨くんの純粋な優しい気遣い
風磨くんだって、疲れてるはずなのに…
いや 風磨くんの方が疲れてるはずなのに…
学生の私には分からないけど、きっと会社に行って働くって大変なこと。
ましてや 新しい環境で。
やっぱり 風磨くんに任せっきりは申し訳ないから 飲み物やスプーンを用意したり 軽くサラダも作ってみたり…
いや、キャベツ切るだけやんって思ったよね、
うん、私も思った。
「ちょーいい匂いする…」
風磨「今回も上手くいったわー」
「風磨くんのカレー楽しみだなぁ。
美桜ちゃんも好きって言ってた」
風磨「美桜？」
「前、遊んだときね。
風磨くんの作るご飯は全部美味しいけど、その中でもカレーが一番好きって言ってたよ？
だからね、私も食べてみたかったんだぁ」
前 と言っても もう半年前くらいだけど、美桜ちゃんが目をキラキラさせながら教えてくれたお兄ちゃんの好きなところ。
ぐつぐつと煮込まれたカレー
お皿にご飯を盛り付けて その上にルーをかければ完成
ちなみに 風磨くんのお皿には私の2倍の量のカレーが乗っかってます。
そして カレーは想像を超える美味しさで お腹が空いていたのもあったけど、お互いぺろりと完食
風磨くんも私が作ったサラダ 美味しい美味しいって言いながら食べてくれた。
ドレッシングは実は手作りなんだよ♪
「はぁ〜幸せ」
風磨「んふ、幸せそうな顔してる。笑」
「金曜日っていいねぇ、」
風磨「明日、どうしよっか。」
「お家でゴロゴロ？」
風磨「どっか行く？」
「え！行きたい！！」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 304人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆう | 作成日時：2021年1月7日 23時
