検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:42,535 hit

36日目 ページ42

ス「なんでころんくんがここに....?!」


愕然とするストーカーに、私が今ころんくんと入れ替わっていたことに気付いた。
やば、普通に女子トイレに入ってきてしまった。
でもそれで推しを助けられるなら、今だけ許してほしい。
私はできるだけ優しい声を出して、ストーカーに問いかける。


 「ねぇ、どうしてこんな馬鹿げた真似ができたの?」


ス「だ、だって!ころんくんが、知らない女と仲良くしてた
  から、駆除しなきゃと思って....!」


隣で、ころんくんが震えている。
確かにリスナーとしては、推しに彼女ができるのは嫌かもしれない。
私もリアコではないけど、少し寂しく感じてしまう。
でも、だからってストーキングして、誰かに危害を加えて、結果的に推しを怖がらせるなんて。
そんな愚行、許せない...!!!


「それで?ストーカーになって、挙げ句の果てにこんなこ
 とまでしようとしてたって...ふざけるのも大概にしてく
 れますか?」


私の冷淡な口調に怖気づいたストーカーを、そのままトイレの壁に押し付ける。


「推しがこんなことされて喜ぶとでも?そう本気で思って
 いるのなら、相当頭が悪いようですね。」


ス「ひっ....!!」


「自分の推しをさぁ....怖がらしてんじゃねーよ、です。」


自分でも驚くぐらいの、推しの冷たい声に、ストーカーはその場にヘナヘナと座りこんでしまう。
ついつい怒りで口調が荒くなってしまった。
反省反省、そう思いながらころんくんに駆け寄った。


「大丈夫ですか...?」


こ「僕はまぁ...って、Aちゃん後ろ!!!」


はっとして振り向くと、そこには泣きながらカッターを私に振り上げるストーカーがいた。
まだ諦めてなかったわけ!?
そしてそのままストーカーが振り上げたカッターが、私に向かって振り下ろされた。

37日目→←35日目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (129 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
134人がお気に入り
設定タグ:すとぷり , stpr   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

雪乃 - すぅぅ………尊いんだよっ!!!!ふざけんなよ!!!???目の保養だわありがとうございます!!!(謎ギレ) (2022年9月1日 22時) (レス) @page50 id: c39d7e026e (このIDを非表示/違反報告)
*ゆうらまる*(プロフ) - 尊いとはこのことか…_:(´ཀ`」 ∠): (2022年8月30日 20時) (レス) id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃 - がはっ‼︎あゝ、我が推しは今日も尊し… (2022年8月30日 19時) (レス) @page49 id: c39d7e026e (このIDを非表示/違反報告)
*ゆうらまる*(プロフ) - 莉犬くん、日本一になったということはそういうことです← (2022年8月28日 20時) (レス) @page44 id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)
雪莉 - やったあああああああああああああああああああああああああああああ((殴 夢主ナイスだ!ストーカーざまぁ!!おばさんんんん!今いいとこだぞおおおおおおなんで来るねん!!(←おばさんに謝れ) (2022年8月28日 17時) (レス) @page43 id: d53c02d7b6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:sora | 作成日時:2022年8月16日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。