推しと体が入れ替わった 【stpr】

13日目 ※赤side ページ17

莉 ｢すいませんでしたぁぁぁぁっっっ！！｣



こんなことになってしまった原因、それは昨日まで遡る。


莉 『おつぷり〜！！』


いつものように放送を終えて、配信を終了する。
疲れた....でもそれ以上に楽しかった。
ふわふわした気持ちのままベッドに横になり、エゴサを開始する。
けれど時間はもう深夜12時を回っている。
そろそろまぶたが重くなってくる。


そろそろ寝ようかな....。
スマホを机に置いて、布団の中にすっぽり入ると、すぐに眠気が襲ってくる。



毎日が充実していると、最近すごく感じている。
けれど、できることならこの間読んだ漫画みたいな！！
超・刺激的で、とびきり面白いそんなアニメみたいな展開が起こったら、もっと楽しいのになぁ....。
だなんて、眠くて頭がちゃんと働いていなかったからか。


莉 『何か、とびきり不思議で刺激的なこと起こらないかな
ぁ.....』


そんな独り言を呟き、俺は眠りに落ちた。
そして朝起きたらこうなっていたというわけ。
え、これ俺が原因では？
俺が寝ぼけて変なこと言っちゃったから、天崎さんと入れ替わるなんてことが起きちゃった.....！？


衝撃の新事実に固まり、あわあわすること数十分。
とりあえず本人に確認しないと！
そう思い立って、天崎さんの携帯をお借りして、俺へと電話をかけたのだ。


そして今の謝罪に至る....。
今回、天崎さんを巻き込んだのは全部俺の責任でしょ..！？
土下座でもしそうな勢いで謝ったのだけど....。
返ってきたのは意外にも。


｢えっと...赤石さん。私の方こそ申し訳ありませんでし
たぁぁぁぁっっ！！！！｣


俺と同じ謝罪だった。

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