8日目 ※赤side ページ11
赤side
莉 「ん....ふぁ...」
ブーブーと鳴る、スマホのバイブ音で目が覚める。
俺、今日アラームかけたっけ...。
寝ぼけながらもゆっくり体を起こしてあくびを零す。
あ....つーちゃん達にご飯あげなきゃ。
莉 「あれ....」
起きたばっかで気付かなかったけど...。
白と黒で統一されたおしゃれな部屋、俺の物じゃない赤色のスマホケース。
壁に陳列されたすとぷりのグッズに、頭の横に置かれたあにまるくっしょん。
莉 「ここどこ....!?」
慌てて布団をはね飛ばし、その場を見渡してみると。
俺じゃない誰かの部屋の、誰かのベッド。
やっぱり、何もかもが記憶にないものばかりだ。
莉 「つーちゃん?こた?」
試しに自分の愛犬の名前を呼んでみる。
いつもてちてちと可愛らしい足音を立ててやってくるのだが、今日は姿が見えない。
やっぱりここ、俺ん家じゃないよね!?
混乱しつつも状況がやばいことだけは何とか理解できる。
部屋の感じからして、多分リスナーさんのお部屋。
俺、まさかとは思うけど夜中に連れ去られたとかない!?
って、さすがにそれなアニメの見すぎかな....。
でも考えられる線はそれくらいしかないよね。
莉 「とりあえずここから出ないと!!」
混乱で半泣きになりながらも、急いで部屋から出ようと、くるっと方向転換。
後ろを振り向いた時だった。
莉 「あれ....これ、鏡だよね。俺...?」
自分の真後ろにあった立ち鏡に映る、童顔の女性に目を大きく見開いてしまう。
ストレートの茶髪に、猫みたいに大きい瞳。
整った顔立ちの可愛い系の女の人が、唖然とした顔でそこに立ちつくしていた。
え、この人が俺....!?
もしかして、と嫌な予感が頭をよぎる。
頭の中で前前〇世がかかり出すのは不可抗力だ。
莉 「俺.....リスナーさんと入れ替わってるぅぅぅ!?!?」
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雪乃 - すぅぅ………尊いんだよっ!!!!ふざけんなよ!!!???目の保養だわありがとうございます!!!(謎ギレ) (2022年9月1日 22時) (レス) @page50 id: c39d7e026e (このIDを非表示/違反報告)
*ゆうらまる*(プロフ) - 尊いとはこのことか…_:(´ཀ`」 ∠): (2022年8月30日 20時) (レス) id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃 - がはっ‼︎あゝ、我が推しは今日も尊し… (2022年8月30日 19時) (レス) @page49 id: c39d7e026e (このIDを非表示/違反報告)
*ゆうらまる*(プロフ) - 莉犬くん、日本一になったということはそういうことです← (2022年8月28日 20時) (レス) @page44 id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)
雪莉 - やったあああああああああああああああああああああああああああああ((殴 夢主ナイスだ!ストーカーざまぁ!!おばさんんんん!今いいとこだぞおおおおおおなんで来るねん!!(←おばさんに謝れ) (2022年8月28日 17時) (レス) @page43 id: d53c02d7b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sora | 作成日時:2022年8月16日 15時