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｢お茶会？｣
｢という名の監視だ。毎日、午後3時から行う予定だから、時間通りに来い｣
｢は……、ちょっと待ってください。話が見えないんですが｣
彼は優雅にティーカップに口を付け、書類にハンコを押していく。
唖然とする私を差し置いて、隣にいるオスマンはグルッぺンにお菓子の種類を尋ねていた。
するとグルッぺンは動かしていた手を止め、饒舌にお菓子について語り出す。
｢………あの？｣
｢せや、Aちゃんクッキー食べれる？明日それ出そうかなって思うてるんやけど｣
｢食べれますが…、本気なんですか？｣
｢まあな。グルッぺンが、君の話聞きたいって言うから｣
散々スパイ呼ばわりしておいてそれか、と私は冷たい視線を彼に送る。
なんと都合のいいご身分だと、以前の最高司令官を思い出した。
確かに見た目こそはグルッぺンの方が遥かに高貴でイケメンの類だが、扱いとしては同等なのではないかと思う。
しかし、毎度呼びつけては文句を言っていた彼と同じにしてはいけないかと思う。それに、話だけで済むのであれば何倍もマシな気がしてきた。
｢お前、中々植物の知識があるそうじゃないか。ひとらんから聞いたぞ｣
｢植物……、というか薬草の類ですが｣
｢ひとらんの中庭に、猛毒の木が生えていたとか。俺も一度触ってみたいものだな｣
｢はあ、ご自由に。もれなく死にますが｣
｢ハハハ！！、今度試してみるか｣
私は冗談を言っているつもりだったが、彼は満更でもない様子で紅茶を飲んでいる。
嘘・・・だよね？と彼の様子を伺いながら促された席に座る。
私が席につくと、オスマンが紅茶を淹れてくれた。
｢ありがとうございます。…わあ、良い香り｣
｢やろ？紅茶はいける口？｣
｢はい。なんでも好きです｣
それは自分が淹れた紅茶よりも遥かに美味しくて、一気に口の中が紅茶で潤った。
彼はパッと表情を明るくした私にクスリと笑う。
｢……あ！いや、やっぱりお断りします。仕事が___｣
｢それなら、15時から16時までの間はグルッぺンの名において免除してやる。これで文句ないやろ｣
｢え……｣
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味噌かつ - Twitterフォローさせていただきました！いつも繰り返し見てます！神作だと思ってます！素晴らしい作品をありがとうございます！ (5月14日 20時) (
レス) @page46 id: ed221277ea (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - 柊木さん» ありがとうございます..！！そうおっしゃって頂けて嬉しいです(TT)良かったです！もっと考察出来るような深い作品に出来れば良かったのですが、自分の技量ではそうもいかず、、今後もそうおっしゃって頂けるよう頑張ります！！ (2021年3月13日 9時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - 白夜ちんさん» いや、彼らをそう仕立て上げた裏の支配者は私です・・・(？)是非そうしてやってください！！ (2021年3月13日 9時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
柊木(プロフ) - すごく考察に入りたいレベルで好きです…。勝手にスパイの目星をつけて楽しんでます！ 本当に面白くて好きです！ (2021年3月12日 0時) (レス) id: 98823b925f (このIDを非表示/違反報告)
私猫(プロフ) - 夢主ちゃん？！？！ (2021年3月11日 14時) (レス) id: a5b5a226ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚
| 作成日時：2021年3月3日 11時
