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いや誰やねん、と呆れたように言われた。
そういえば私も彼女の名前は知らないのだ。
唇は真っ赤で、化粧の濃い彼女。一見美人で笑った顔は美しいが、中身はアレなのだ。性格ブスにも程があるというのに。
本当にゾムさんに一発殴って頂きたかったと思い、深いため息をついた。
｢え、Aばりおもろ！！！！！どうしたんそのほっぺ｣
｢2回目やでそれ｣
｢誰にやられたん？いやおもろ｣
｢…………同じ！課の！上司です！！！｣
｢あぁ〜〜……1人も知らんわ、すまん｣
案の定シャオロンさんも乗ってきた。
というか食堂に来た全員が私の顔を一度は見ている気がする。
完全に注目の的となっていた為、ご飯が喉を通らない。再び深いため息をついて、飲み物を飲んだ。
｢めっちゃ荒れてんな。仕事どうなん？｣
｢最悪です。辞めてもいいですか？｣
｢したらお前の仲間、殺す言うてたやん？｣
｢ぐ…………なぜ…。それすらも揺らぐ…｣
｢えそんな嫌なん？中々やんそれ｣
私の想像の5倍程には地獄だったのだ、あの場所は。
正直、薬草も知らない研究者がいるなんてと今も驚いている。
薬草を使わない薬品なんてあるのか？と疑問に思う。だとすれば、一体何を思って薬品と謳っているのだろう。
実はそれ薬品じゃないんじゃない？大丈夫かこの国、マジで。
｢悪口ここで言いな？聞いたるで｣
｢ええ、いいんですか？とりあえずまじで殺したい位には腹立ってるんですけど｣
｢いやまあまあやんけ。ええよ言いな言いな｣
彼らは意外といい人なのかもしれない。
私に投げ飛ばされたにも関わらず、こうやって一緒にご飯を食べてくれている。
何か考えがあるのかもしれないが、今は愚痴を聞いてくれていることに感謝しかなかった。
彼らは私の話をうんうんと聞いてくれて、私はそのおかげで随分体が軽くなったように感じた。
｢……今までなんも思っとらんかったんやけどさ。Aが塗ってくれた薬、ばり効いてんな俺｣
｢ああ、あの森の中の…？｣
｢そう。傷薬や塗らんでも一緒や思ってたんやけど、ほぼ一瞬治ったからすごいなぁ思うてん｣
｢まああれが普通でしたよ、うちは｣
｢それがすごいわ…。シャオロンも怪我したらAんとこ行ってみ｣
｢分かった。頼むわ｣
｢あー……、今はちょっと、来られても何も出来ないかもしれません。薬作れないし｣
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叶子(プロフ) - アキさん» そうおっしゃって頂けてとても嬉しいです！ありがとうございます！！頑張ります！！！ (2021年3月2日 19時) (
レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - この作品のknｼﾏさんが好きすぎて更新が本当に楽しみです！とっても面白いです、応援してしています！ (2021年3月1日 19時) (レス) id: 41a4293417 (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 方舟さん» いえ私は全く何の関係も知識もないド素人でございます(^^ は！看護学生の方でしたか・・！実際学ばれている方からすれば不自然な点が多々あると思います； なるほど！それは是非お聞きしたいですね。近々お迎えにあがりますのでどうかその際はよろしくお願い致します。 (2021年2月24日 1時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - 叶子さん» のんびり、気ままに更新まちまこ (2021年2月23日 21時) (レス) id: bd92c2b39c (このIDを非表示/違反報告)
方舟(プロフ) - 続編前から読ませてもらっています。わざわざ薬の成分や、効き方を調べるだなんて…もしや本職だったりします？元（ここ重要）看護学生なのですが、時代相応かはさておき、あるある話等提供はできますので、必要があればお声がけ下さい。 (2021年2月23日 19時) (レス) id: 894a36e101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚
| 作成日時：2021年2月23日 16時
