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｢備品あと1日で届くって。わーい！｣
｢本当に要請したやつ全部ある………、お手柄だなA｣
｢いや、備品の為に彼を助けた訳では｣
｢お前のお人好しが俺達を救った……｣
｢主に波坂さんのね｣
職業柄、人を見捨ててしまうのは後々後悔することになったので、あまりお人好しとは言えない。
それも助けられる命だったので尚更。
出来上がった新薬を眺めながら、新しい生薬の分量を確認する。
｢………あれ、お届け先、うちの国じゃなくね？｣
｢え？｣
菊さんと川田の2人は、もらった備品の納品書を覗きこんでいた。
川田の発した一言に疑問を持って、私も納品書をもう一度よく見る。
すると、支払い先はw国、お届け先は同上、と記載されていた。
普通は、というか二度手間なので勝手にお届け先はうちだと勘違いしていたが、わざわざ手渡しでくれるのか…？と疑問に思う。
そして、彼の出身地の国名を初めて知った。
聞き覚えがあるようなないような、曖昧な記憶を辿って頭を悩ませる。
｢ｗ国………？って、｣
｢どこ？｣
｢知らないの？最近戦争ばっかりの…………｣
菊さんが口を開き、話を続けようとした瞬間。
安っぽい窓ガラスが、パリーン！！と派手な音をたてて割れた。
割れたガラスは、容赦なく薬品や試験管に当たってそのものをダメにした。
何事かと身構える余裕もなく、白く濁ったガスが蔓延する。
睡眠ガスの類だろう。咄嗟に着ていた白衣の裾で鼻と口を押さえても、即効性なのかくらりと頭が大幅に揺れて、足元がおぼつかなくなる。
パリン、と持っていたフラスコ落ちて、割れた。
｢久しぶりやな、研究員のAちゃん｣
意識が途切れる瞬間、辺りは一面緑色に染まったのだった。
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宇琉夜ハル(プロフ) - 後 side ほしいです (2021年4月30日 19時) (
レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 後名前がわかったら zm｢あ｣ 見たいなん欲しいです (2021年4月30日 19時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 出来れば夢主のセリフ『』こうしてください 時間があればでいいんで (2021年4月30日 18時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 晴さん» それは良かったです！！ありがとうございます！めちゃくちゃ遅れましたが見てますよ！！！頑張ります！！！ (2021年2月21日 20時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 通りすがりの亀さん» 最初はその予定でしたが、主人公が後悔することのないようにヘイトを向けさせて上層部をクズに仕立てあげました(^^ ありがとうございます！頑張ります！！！ (2021年2月20日 21時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚
| 作成日時：2021年1月31日 9時
