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｢トントンさん、お待たせしました｣
病室でぽつんと置き去りにされていた俺は、とてつもない暇を持て余していた。
やることは山ほどある。
しかし、このまま動かない体でここを抜け出そうにも無理がある。
やられっぱなしなのに、何も出来ない自分が悔しくて上体を起こしたままぐっと拳を握った。
コンコンコン、と3回ノックの音が聞こえる。
間もなく入ってきた彼女は、トレーに作っただろう料理を載せこちらに歩み寄ってきた。
湯気がたち、いりこの良い香りがする。
走り回った挙句何も食べていない自分としては、彼女の持ってきたそれに酷く食欲を煽られた。
｢うどんです。お口に合うか分かりませんが…｣
｢うわ、うまそ……、腹ぺこなんで、早速食べてもええですか？｣
｢どうぞ。あっ、私もご一緒していいですか？｣
確かにトレーには、うどんが2人分載せられていた。
ベッドの横に小さなテーブルを置き、そこにトレーを置く。
お椀を受け取って箸を使いながらうどんを啜ると、舌を火傷はしないがそれなりに熱かったものの、ダシのいりこがよく効いていてとても美味しかった。じんわりと染み込むうどんの温かさに食べ物の有難みを改めて感じながら、夢中で箸を動かす。
腹が減っていたこともあって、今までで1番美味しいと感じたかもしれない。
食べることに夢中で会話すら出来なかった。
｢あの、めっちゃ美味かったです……！！ご馳走様でした！｣
｢なら良かった……、お粗末様でした。あんまり料理はしないので｣
｢え！そうなんですか？けどめっちゃ美味しかったです｣
｢そう言ってくれて嬉しいです｣
｢…最近、銃での戦闘が増え始めてきてますんで、銃弾が撃ち込まれても戦える傷薬なんかあったらええなあとは思いますね｣
｢なるほど…、でもその場合、即座に弾を取り出して抉られた箇所を細胞に変える薬、とかの方が良いかなあ｣
｢あと、毒飲まされることも多々あるんで、即死の毒飲んでもせめて瀕死になる解毒剤とか｣
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宇琉夜ハル(プロフ) - 後 side ほしいです (2021年4月30日 19時) (
レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 後名前がわかったら zm｢あ｣ 見たいなん欲しいです (2021年4月30日 19時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 出来れば夢主のセリフ『』こうしてください 時間があればでいいんで (2021年4月30日 18時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 晴さん» それは良かったです！！ありがとうございます！めちゃくちゃ遅れましたが見てますよ！！！頑張ります！！！ (2021年2月21日 20時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 通りすがりの亀さん» 最初はその予定でしたが、主人公が後悔することのないようにヘイトを向けさせて上層部をクズに仕立てあげました(^^ ありがとうございます！頑張ります！！！ (2021年2月20日 21時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚
| 作成日時：2021年1月31日 9時
