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「そうだ。お腹空いてませんか?ちょっとなんか作ってきますけど、何がいいとかあります?」
「食えたらなんでも。」
「ふふ、分かりました」



ふわりと笑う彼に同じように笑みを返して、研究室を出る。

厨房に向かうと、お昼時なのか料理を準備している最中だった。
料理長に一声かけて、少し台所を借りたいと申し出る。



「おういいぜ。でもお前、料理出来んのか〜?」
「失礼な!できますから!!」
「何作る気?」
「病人なのでうどんを」
「ああ、患者か。味薄めにしとけよ」
「はーい!」



冷蔵庫から長ネギを取り出し、包丁で斜めに切り刻んでいく。
ネギ特有の匂いが鼻につんときて、薬品とはまた違う匂いのキツさに戸惑った。
ネギを切り終わると、もう既に切られ冷凍されているうどんを取り出す。



「鍋借りますね」
「あ、それなら1番手前のやつを使え。奥のはあんまり使ってねぇから」
「分かりました」



料理長に言われた通り1番手前の鍋を手に取り、コンロに火をかける。
鍋に湯を入れ、更に沸騰させるため強火で沸かした。

ある程度沸騰したら、まだ硬いうどんを投入して茹で始める。私も昨夜から何も食べていなかったので、一緒に食べようと思い追加でうどんを投入する。
更に先程切った長ネギも一緒に鍋に入れた。
菜箸で混ぜながら、棚から片手鍋を取り出す。そこに水と麺つゆを入れ、中火で煮立てる。



「The・うどんだな。地味〜」
「うるさい!弱ってる時はこれがいいの!」
「大根おろしてやるから持ってけ」
「え!良い人」
「良い人だわ馬鹿」



お盆に完成したうどんを乗せ、サービスしてくれた大根おろしも、別の器に移して横に乗せた。
棚から割り箸とコップを取り出し、コップに水を注いでいく。
私は慎重にお盆を持って、彼のいる病室に向かった。

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宇琉夜ハル(プロフ) - 後 side ほしいです (2021年4月30日 19時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 後名前がわかったら zm「あ」 見たいなん欲しいです (2021年4月30日 19時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 出来れば夢主のセリフ『』こうしてください 時間があればでいいんで (2021年4月30日 18時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 晴さん» それは良かったです!!ありがとうございます!めちゃくちゃ遅れましたが見てますよ!!!頑張ります!!! (2021年2月21日 20時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 通りすがりの亀さん» 最初はその予定でしたが、主人公が後悔することのないようにヘイトを向けさせて上層部をクズに仕立てあげました(^^ ありがとうございます!頑張ります!!! (2021年2月20日 21時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年1月31日 9時

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