色々詰め込んだ短編集！文スト

探偵社で『白雪姫』 ページ20

森「探偵社は何をするんだろうねぇ？」

広「プログラムには『白雪姫』と書いているようですが…」
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プログラム
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白雪姫 中島敦 魔女 太宰治

鏡 芥川龍之介(友情出演)、泉鏡花

家来 宮沢賢治 王子 福沢諭吉

7人の小人
与謝野晶子、谷崎潤一郎、国木田独歩、泉鏡花、
江戸川乱歩、中原中也(友情出演)、田山花袋(友情出演)

ナレーション 国木田独歩

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森「…うちの構成員混ざってない？」



ﾌﾞｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

『むかしむかし、ある王国に白雪姫という美しい姫君がいました』

白雪姫「わあ！お花が綺麗！お母様に差し上げましょう！」

樋口「…あれは憎き人虎！…悔しい、私より可愛い！」


ウィッグを被り薄く化粧した白雪姫。とても男とは思えないほど美しく、少しの恥じらいを見せている

『白雪姫はつい先日母を無くしたばかり。なんと代わりに来た王妃こそ、魔女だったのです。』

魔女「鏡よ鏡。世界で一番美しいのは誰？」

鏡「…もちろん太宰さん…いや、治子様です！貴方以外に美しい女などいません！」

鏡役は友情出演の芥川だ。情熱的に演じている。
因みに治子は魔女の名前だ。


魔女「…おほほほほ！そうでしょう！ワタクシ以外の女などブタに等しいわ！」

森「治子王妃、芥川くんの迫真の演技に少し引いてないかい？自分だって同じようなことしてるのに。」

広津「治子王妃…ふっ」

森の言葉に静かにツボる広津。

『このように魔女は毎日鏡に問い続けていました。世界一美しいのは誰か、と。ある時鏡はこう言いました。』


鏡「…敦。」

普通に本名言っちゃった鏡は泉鏡花だ。

フォローする魔女。

魔女「え？白雪姫だって？」

素の声で尋ねる魔女。

鏡「…うん。そう。」

魔女「なんですってぇぇぇ↑！？」

怒りのあまり声がひっくり返った。


魔女「ワタクシより美しい娘なんてこの世に必要ないわ！家来よ！殺してしまいなさい！」

『こうして白雪姫を殺すため家来が何も知らない彼女を森に連れていきました。』

家来「うーん…どうしましょう。可哀想で、殺せません！そうだ！イーハトーヴォ村の知り合いに牛の心臓を送って貰ってきましょう！」

『家来は地元の知り合いに牛の心臓を送って貰って魔女に見せることでシンデレラを殺したということにしました。」

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