色々詰め込んだ短編集！文スト

赤ずきん ページ46

inおばあちゃん家

ーさて、おばあちゃんの家に着いた狼は鍵を開けてもらうために赤ずきんの振りをして呼びかけます。

狼「ら…おばあちゃん、私、私よ。お見舞いに来たから開けて欲しいの」

舞台袖に戻った時にお叱りをくらったため真面目に役をこなすポオ。


中也「典型的なオレオレ詐欺仕掛けてきたな…」

森「しかも謎の裏声。CV森k…」


祖母「何！？言っとくけど、駄菓子くれないといれないよ！」

狼「ええ！ハロウィンみたいな…そもそも我輩が駄菓子を持ってるわけ…」

祖母「それに君、敦じゃないでしょ！」

狼「な、なぜバレて…」

どうやら狼的には完璧に赤ずきんを演じていたらしい。もはや劇の概念を捨て去った2人。舞台袖から静かに福沢が投入される。そして乱歩と共に舞台袖へ去っていった。ちなみに国木田のライフはゼロだ


中也「どこかで見た事のある光景だな…」

森「白雪姫の時かい？」
(見てない方、もう忘れた方は探偵社で『白雪姫』をチェック！)

再び戻ってくる乱歩。なぜかご機嫌だ。


祖母「お見舞いに来てくれたんだよね！さあ入って入って！」

狼「うっ！？」

勢いよく開かれたドアと吹っ飛ばされる狼。

観客は皆思った。

(((おばあちゃん、めっちゃ元気やん)))

何かと不憫な狼は何とか中に入れてもらえたようだ

祖母「で、推理小説は？」

乱歩に推理小説を差し出すポオ。嬉しそうに読み始めた乱歩はそのまま小説に吸い込まれていった。

in舞台裏

宮沢「あれ？乱歩さんいなくなりましたよ？」(音響)

太宰「まあ、乱歩さんならすぐ戻ってくるよ。なかなか面白くなってきたじゃないか！」(監督)

谷崎「ええ…大丈夫なんでしょうか…」(マッマ)

太宰「食べられた感あっていいんじゃない？」

敦「大丈夫かな…じゃあ僕もう出る準備しますよ？」(主役)

ー家の中に入った狼はおばあちゃんを食べてしまいます。そして何も知らない赤ずきんはおばあちゃんの家の前に着きました。

不測の事態だが大丈夫と判断し劇は進む。

赤「おばあちゃん、駄菓子を持ってきたよ。」

狼「よく来たね、赤ずきん。開いているから入っておいで。」

やってしまったという自覚があるポオは心ここに在らずなので代わりに国木田がCVを担当することにした

狼がいるベッドの横に座る赤ずきん。有名なあの台詞に突入する。

赤「おばあちゃん、おばあちゃんの耳はどうしてそんなに大きいの？」

狼「お前の声を、よく聞くためさ…」

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