ツンデレ...？な彼女の日常

お着替えの時間 ページ16

Aside

キーンコーンカーンコーン

授業終了のチャイムがなる

烏「よし！今日の訓練はここまでだ」

やっと...やっと終わった...
終わったとわかると途端にドット疲れが押し寄せてくる

ゆき「よっしゃー！
着替えるどー！！」

さすが、化け物
疲れている様子が全然ないなんて...
体力バカだよね


〜更衣室〜

更衣室で制服に着替えていると、茅野ちゃんがゆきにみんなが聞きたがってることを代表で聞いてくれた。

カエデ「ゆきってカルマくんと付き合ってるの？」

ゆき「は！？」

何言ってんの！？みたいな顔で言う。
顔に出すぎ...
私はそこまで興味がないため、さっさと着替える。
あ、でも一応聞くだけ聞いとこうかな〜

カエデ「だって！訓練の時カルマくんから誘われてたでしょ！？」

そうなんだ...気づかなかった...

カエデ「それに！」

カエデ「一ノ瀬さんも！！」

わ、私！？

まさか自分に来るとは思わなかった...
それにそんなことなかったような...

A「はっ？
私がいつ誰と.......」

訓練の時...
急に磯貝くんとのやり取りを思い出して言葉に詰まった。
ま、まさか...あの時の事じゃないよね？

莉桜「あれれ〜？
なんか顔赤くない？」

ニヤニヤと笑いながら中村さんが言ってくる
う、うそ！！
私は赤くないか頬に手を当てて確認した。

少し...熱を持ってる？

ゆき「あれー？
Aちゃん熱でもあるのかな〜？」

女子達はそろって私をからかってくる

A「う、うぅ〜〜」

恥ずかしすぎて涙が滲んできた

ゆき「あらあら、お相手は誰でしょうね〜？
みんなで言ってみよう！
せーの！！」

女子「「「「「磯貝くん！」」」」」

彼の名前が出ると、ﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞｯと一気に40度の熱が出たように熱くなる。

A「.....」

ゆき「うわっ！」

殴りかかったが、あっさりとかわされてしまった。
ちっ...
今回は許さない...

「ホントに今回は許さない！！」

ゆき「なんで私だけ！？」

あんたが中心となってからかってきたからでしょ
ゆきら助けを求めるようにみんなを見るがみんなは目が合うとサッとそらしてしまう

ゆき「...くっそー！
裏切り者どもめ！！一生恨んでやるわ！！」

そう言い、急いで着替えると更衣室から逃げ出した。
逃がさない...
私は全速力でゆきを追いかける。

ゆき「ふーんだ！
私の方が足速いもんね〜！！」

くやしい...
どんなに早く走ってもゆきとの距離は縮まらない。
つ、疲れる...
私は走るのをやめた。

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