＃４５ ページ47
翌日
着信音が鳴った。
『…ん、なぁに。和葉』
和葉「なーなー？今から大滝ハンの彼女見に行かへん？」
『大滝ハンー？？えぇ！？！？彼女おるん？あの人
行く行くー！』
和葉「ほな、毛利探偵事務所の前待ち合わせ！」
『はーい。』
眠気なんてぶっ飛んだ。
だって、あの大滝警部だよ？
彼女なんていなさそうな(失礼)お顔してるのに。
髪の毛はストレートに化粧をして服を着替えてヒールに足を突っ込んだ。
『行ってきますー！』
毛利探偵事務所の前に着けば、レンタカーに乗るところだった。
小五郎「Aさん！」
『あはは。どうも』
蘭「なんでAさんがここに？」
『和葉に呼ばれたんです。「大滝ハンの彼女見に行かへん？」って。気になって気になってここに来たんです』
そう言えば、毛利さんに「助手席にどうぞ！」とエスコートされた。
.
.
.
.
.
小五郎「き、吸血鬼！？」
なんでも、この館近くの森で女性の死体が発見されたらしい。
その遺体には大きい傷がなく首筋に空いていたふたつの穴で失血死した。
平次「ほんで？その殺人犯まだ捕まってないんか？」
大滝「あぁ。遺体が見つかった日は雨で、地面はグチャグチャになってたみたいやし…。
怪しいヤツを見た人もおらんっちゅう話やで…」
小五郎「容疑者ぐらいはいたんじゃ…」
大滝「えぇ。真っ先に疑われたんがその館の主の寅倉迫弥さんです。
「旦那様が最近不気味で、身の危険を感じるからメイド辞めたい」って。」
寅倉さんになアリバイがあった。
そしてそのアリバイを証言したのは亡くなったメイドさんから相談を受けていたそのシェフ。
古賀「先日は好物のニンニクの入ったスープの皿を叩き割られて、「血が腐るから二度と入れるな」と大層ご立腹で…」
『…… Vampireのようね。』
「「バ、バンパイヤ！？」」
和葉「いま、お姉ちゃんバンパイヤって言うてへんかった？」
蘭「き、吸血鬼がどうかしたの？」
『違う違う！Vampire(吸血鬼)じゃなくてbumper(緩衝装置)よ！』
平次「レンタカーのバンパーに傷つけてしもうてどないしよー言うてたんや！」
古賀「館内でくつろいでいてください。
問題の遺産相続の話し合いは夕食後との事ですので。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 954人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キャラメル(プロフ) - 17話、『Are you a handkerchief?』だと「あなたはハンカチですか?」という意味になっちゃいますよ笑「これはあなたのハンカチですか?」なら、『Is this your handkerchief?』だと思います。 (2020年5月26日 19時) (
レス) id: b8ac5a9a04 (このIDを非表示/違反報告)
megusnana(プロフ) - 伊達さんは航ですよ (2020年5月23日 16時) (レス) id: e70fd21919 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - これってオチ誰になんるんですか？ (2020年5月11日 13時) (レス) id: 203b0c7d28 (このIDを非表示/違反報告)
Young - 世良ちゃんは真純ですよー！！ (2020年5月4日 3時) (レス) id: 1bf9a5d2d3 (このIDを非表示/違反報告)
絵理奈(プロフ) - ２２話最後の怖 (2020年3月29日 19時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あいる | 作成日時：2020年3月22日 2時
