#27 ページ29
『ぁ…、安室さーん…?上がりましたよー…って。』
事前に教えて貰っていたドライヤーをし終わりリビングに戻った。
(あら?)
返事がない。
ドアが開きっぱなしの寝室を覗けば眠っている安室さんの姿が。
その近くで寝ていたハロが私に気づいて起き上がった。
透「…ん……、あ、Aさん上がったんですね。」
そう言って、安室さんはブルーの瞳をこちらに向けた。
その目はひとつ、ふたつと瞬きをすると、驚くような目に変わった。
『…安室さん?』
透「…女性にこんな事言うのも失礼ですが、すっぴんですか?」
『…ぇ、はい』
透「…いやぁ、すみません。あまりに美しくてドキッとしました。」
そう言われて、私はビックリしてしまった。
『う、嘘だァ。』
そう言えば、安室さんは笑いながら脱衣所に消えていった。
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化粧水や乳液などのスキンケアを終わらせて、テレビを見ていると安室さんがお風呂から出た音が聞こえてきた。
洗面台の方を見ていると、安室さんが出てきた。
『うわぁああああ!?!?ごめんなさい!ごめんなさい!?見てすみませんでした!!』
安室さんの上半身を見てしまいました。
『安室さんは髪の毛拭かないんですね』
透「え?あぁ、なんかめんどくさいんですよね…」
『気が向いたらドライヤーみたいな?よく分かります。
あ!そうだ!私が乾かしますよ!』
そう言って私は洗面台のドライヤーを持って安室さんの元へ行く。
透「ぇ、いいですよ?」
『遠慮しないでくださいっ!』
そう言って私は、半ば強制的に安室さんを座らせて私はベッドの上で正座をした。
カチャッと、ドライヤーにスイッチを入れれば温風が出てきた。
わしゃわしゃと髪の毛を梳かしながら乾かしていた。
『安室さんの髪の毛はサラサラですね。ドライヤーあまりしないのに…なんでサラサラやねん…』
思わず出てしまった関西弁に安室さんは吹いた。
透「体質なのかもしれませんね。」
『…なるほど、よし!終わりました!』
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次の問題は寝床である。
『いやいや!?お風呂譲ってもらったんでベッドは譲ります!お願いします!このままだと罪悪感で死にます』
透「死ぬのは困りますね。しかし、女性をお布団で寝かせるなんて…」
『いやもう全然大丈夫です。お布団大好き!I love your futon!(私はお布団を愛している。)』
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キャラメル(プロフ) - 17話、『Are you a handkerchief?』だと「あなたはハンカチですか?」という意味になっちゃいますよ笑「これはあなたのハンカチですか?」なら、『Is this your handkerchief?』だと思います。 (2020年5月26日 19時) (レス) id: b8ac5a9a04 (このIDを非表示/違反報告)
megusnana(プロフ) - 伊達さんは航ですよ (2020年5月23日 16時) (レス) id: e70fd21919 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - これってオチ誰になんるんですか? (2020年5月11日 13時) (レス) id: 203b0c7d28 (このIDを非表示/違反報告)
Young - 世良ちゃんは真純ですよー!! (2020年5月4日 3時) (レス) id: 1bf9a5d2d3 (このIDを非表示/違反報告)
絵理奈(プロフ) - 22話最後の怖 (2020年3月29日 19時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいる | 作成日時:2020年3月22日 2時