和葉の姉は自由気ままな人。【名探偵コナン】

＃１５ ページ16

「誰だ！？」


真純ちゃんが、突如声を上げた。

『な、何？』

真純「今、扉越しに誰かが覗いてた。……って思ったけど気のせいか…」



.

.


蘭「そだね。
あの人、詳しい話聞いてそうだし」



被害者役の人に話を聞きに行くことになった。


哀「………」

コナン「どうした？灰原。」

哀「…この列車。妙な気配しない？殺気立ってるっていうか」

コナン「…そりゃオメー…クリスティの小説の読みすぎだよ」

哀「(その気配…。一人や二人じゃないんだけどね)」



.

.

.

また、遺体…。


《お客様にご連絡致します。_____》



蘭ちゃんの後ろを歩いていると



ｷﾞｭｳｯ



『…ぇ…』


哀ちゃんが、カーディガンの裾を強く握っていた。


『…哀ちゃん、手、繋ごう？何か不安なんでしょう？壁側おいで』



壁側に哀ちゃんを歩かせて、手を繋いだ。

すれ違いざまに目が合った。




えっ……。



秀……一…。



…いや、違う。


あなたは…誰。



秀一はあんな目をしなかった。

しかもその目は哀ちゃんを…。



蘭「あれ、あなたも乗ってたんですね！安室さん！」


…ぇ？安室さん？


透「Aさんじゃないですか！Aさんもこの列車に？」

『えぇ。蘭ちゃんに招待してもらって。』


事件のことを伝えれば、安室さんは知らないと言う。


透「それなら、毛利先生にお任せしたほうがよさそうかな？」




安室さんは、何やら用事があるらしく私たちは部屋に戻った。



ソファに座ってからも哀ちゃんとは手を繋いでいた。


阿笠博士と自己紹介をし合い、お話をしていた。


歩美「あの女の人ってミステリートレインのパスリングしてたから、ここで会えるかもって話してたんだよね」

元太「まだ見てねぇけどな！」


歩美ちゃんや、元太くんの話を聞く限り何やらムービーを毛利探偵事務所に送ったようだった。


哀ちゃんを見ると、思い詰めたような顔をしていた。


『…哀ちゃん。これ、私のメールアドレス。何かあったら連絡して？ね？』


ポンポンと、頭を撫でる。



哀「ありがとう。早速登録しておくわ…」

そう言って、哀ちゃんがスマホを取り出そうとした時。

ﾋﾟﾘﾘﾋﾟﾘﾘ

メールのようだ。



【覚悟は決まった？？？



 vermouth】


…vermouth


…お酒……？

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