夢三つ ページ6
梨花 sideend
「今日の実験は終了だ、部屋に帰って良いぞ」
「はい」
そう言われた私は乗っている台から降りる、だけど、部屋には帰らない。お兄ちゃんの部屋に行く。
いつの間にか、お兄ちゃんの部屋に行く事が、終わった後の日課になっていた。
「お兄ちゃん!」
そう言い、お兄ちゃんに抱きつく
「おぉ、なんだ、梨花 か」
「うん!」(^-^)
お兄ちゃんは好きだ、私と美咲を初めて人間として見てくれた人だから。
私はお兄ちゃんの部屋にある、本棚に手を近づけ、本を一冊手に取る。本と言うより、漫画本だけどね。
「その漫画、面白い?」
お兄ちゃんが聞いてきた。 答えは勿論、
「うん!とっても面白いよ!」
「そっかぁ」
因みに、今読んでいる、漫画は家庭教師ヒットマンREBORN!!と言う題名の漫画だ。
今読んでいるのは、四二巻で最終巻だ、アニメ?って言うやつでも、やっていたらしいけど、私達忌み子が見てはいけないやつだって言われているから、見た事ない。
「なぁ、下騒がしくないか?」
「そうかな?いつも通りじゃない?」
私は最後のページを見ながら言った。
「そうか、なら良いんだ」
「・・・・・・・ふぅ、面白かった。」
え?早いって?気にしたら負けだよ。
此れで、お兄ちゃんの部屋にある、本棚の本は全て読んだ事になる。本棚と、言っても、小さい本棚じゃない、お兄ちゃんの部屋は壁一面本棚だから、結構な量の本を読んだ事になる。
「なぁ、俺らってあまりこの家の事知らないよな」
「・・・確かに、私達が使っている所は家のほんの一部だって聞いたことある」
地下と二階しか行った事無かった気がすると付け足した
「だよな、よしっ家、探検に行かね?」
「良いよ!美咲も一緒にいこう!」
「あぁ良いぞ」
そう言い私はお兄ちゃんとお兄ちゃんの部屋を出た。すると、本来、此処にいる筈がない人がいた。
「秋ちゃん?なんで此処にいるの?」
糸杉 秋が居た、片手に包丁を持って。
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printemps(プランタン)(プロフ) - がんばってください! (2020年4月29日 11時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - この作品、面白いです!更新頑張って下さい! (2017年6月7日 2時) (レス) id: 94dcfb9d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ブルー・スノウ | 作成日時:2016年12月29日 3時