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「あ、A！」
物資補給のために近くの島に立ち寄った時、
ナミとロビンに呼ばれた。
「どうしたの、二人とも。ぼくサンジと茶葉を見に……」
「その前に……やんなきゃいけないことあるでしょ！」
ぱちりとウインクするナミと、微笑むロビン。
ぼくだけが、頭上にハテナを浮かべていた。
「あらかわいいじゃない。ロビンどう思う？」
「いいわね。似合ってるわよA」
「い、いや、その……」
ぼくはナミとロビンに着せ替え人形にされている。
「こんなひらひらで短いの、恥ずかしいよ……」
きっとぼくの顔は、茹でられたみたいに真っ赤だろう。
耳から首筋までもがカァッと熱い。
主にナミが服屋を動き回っては選んでぼくに着せる。
それが何回か行われた後、ナミとロビンは満足げにして、
「これ全部買うわ！この子が今着てるの、そのまま着て
行くからお願い」
「私は次の店で買うわね」
とそれぞれ言った。
……そのまま着ていく？次の店？
またもやハテナを浮かべるぼくが次に連れていかれたのは
化粧品のお店。ロビンが大量の化粧品を買っていた。
そうして出来上がったのが、今のぼくである。
女の子らしい格好に、ロビンが施してくれたメイク。
ソワソワして落ち着かないけれど、何だか浮き足立って、
自然と頬が緩む。
「これ、あたしたちからあんたへのプレゼントよ。
せっかく女なんだから、オシャレ楽しまなきゃね」
「え……」
「あ、ちょうどいい所にほら、サンジくんじゃない！」
近くのサンジの元へ、ロビンの能力でぼくを移動させる。
「うわぁぁぁ！？」
叫ぶぼくに驚きながらも、サンジは受け止めてくれた。
「何やってんだ……」
「いやロビンがいきなり……」
ちゃんと自分の足を地につけて、そこでハッとする。
サンジはこの格好、どう思うかな。
「……かわいいな」
「え」
「あんまり肌を出されると困っちまうが……Aの
白い肌がよく映える。メイクもキラキラしてんな。
Aが宝石箱になっちまったみてェだ」
え、え、え。
聞けば、二人に今日のことを頼んだのはサンジらしい。
それよりも、この、歯の浮くようなセリフが、
ぼくに向けられているのが信じられなくて。
ぼくはきっと、全身が真っ赤で。
そんなぼくをみて、サンジは嬉しそうに笑った。
「……あんまり外で、カワイイ顔しねェでくれよ」
やっと可愛がれるサンジとタジタジになるAの話。
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星波(プロフ) - お菊推しさん» 初めまして！閲覧ありがとうございます。申し訳ございませんが、リクエスト等は受け付けておりません。書きたいと思うことがあれば書きますし、それがなければ書かないと思います。申し訳ございません。 (2022年9月5日 23時) (
レス) id: 99055290f6 (このIDを非表示/違反報告)
お菊推し(プロフ) - あのすみません､お菊って出来ますか？あんまり夢小説で見たことがなくて聞いてみたのですが。大丈夫でしたでしょうか？ (2022年9月4日 9時) (レス) id: c04714e485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：烏丸 | 作成日時：2022年8月2日 23時
