罪と罰。《緑》 (ページ27)

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最近、大倉の様子がおかしい。

飯誘っても前なら120%ついてきたのに最近付き合い悪いし。

楽屋でもぼけっとしてること多いし、それ以外やと横山くんをチラッとみてたり。

章「おーくら？喫煙所行くけど行く？」

忠「んー、今はええわ」

喫煙所の付き合いも悪くなって、1人寂しく喫煙所なんてこともザラ。

1人寂しく喫煙所に入ると

小柄な金髪の女の子に軽く会釈された。

俺言われたないやろうけど、なかなかの個性的ファッションな女の子。

長い爪の指に挟まれた煙草。

右手には可愛らしいケースのスマホ。

こんな子、局で見たことないなぁ、、なんて思って。

新しいタレントさんか？YouTuber？

なんて考えてたら、床に灰を落としかけた。

偉い香水がきつい子で、彼女が喫煙所を出て行っても残香がすごかった。

でもそれが嫌に感じんくて。

むしろ俺の記憶によく残った。

喫煙所を出て、楽屋戻るついでに大倉にジュース買ってってあげよ思って廊下を歩いていると

さっきの女の子。

んー。やっぱり見覚えがあらへんなぁ。なんて思ってたら

あ、誰かに話しかけとる。

まぁそんなことは置いておいてジュース。炭酸買ってったろ。

そう思って自販機目掛けて歩いていったらまぁにっくりよ。

話し相手が横山くんやったんやもん。