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「ここでいつも仕事してて。」



Aちゃんが案内してくれた部屋にはだわ!と大きな長机が置いてあって。



パソコンのディスプレイが3台。打ち込み機材や鍵盤。



ギターやベースなんかも置いてあって。



タバコの匂いと甘いルームフレグランスが混ざった、心地いい匂いがした。



「大倉さんの曲もここで作りました。ここにいると時間感覚が狂うんですよね。」



防音のためにカーテンは閉めたままやろうから、余計に時間の感覚わからなくなるんやろう。



そういって説明してくれるAちゃんの後ろ姿はほんまに華奢で。



頭の位置が、俺の胸下なんやもん。そら可愛いわ。

 


サラサラな金髪は腰まで伸びていて。



派手な柄のセットアップ着てるけど、なんかそんなのも関係なく覚えて。




「こんなに頑張ってるんやなぁ」



なんて照れ隠しにいいながら、彼女を後ろから抱きしめてみた。




いつもの香水の香りの奥から、なんだか感じたことのある匂いがした。

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作者名:逢碧 | 作成日時:2021年1月17日 16時

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