罪と罰。《緑》 (ページ23)

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同じカップラーメンにお湯を注いで待つこと3分。

この3分が妙に長く感じる。

Aちゃんはその間に俺にお茶を出してくれた。

「、、そろそろいいかなぁ。」

時間なんて測らないで、感覚で食べようとするあたり

さてはAちゃんも案外ズボラなんやろうか。

大「いっただきまーす」

2人で黙々とカップラーメンを食べる、なんとも言えない時間が過ぎ

お腹も満たされたところ。

「そういえば、明後日からレコーディングですね。」

打ち合わせの甲斐あって、いい感じの曲が完成。

大「さやなぁ。よろしく頼むわぁ。」

レコーディングもミキシングもAちゃんに見てもらう。

風の噂によると、Aちゃんは新しいアルバム制作中らしい。

やから最近見かけんかったんかなと。

大「制作期間は引きこもりなん？」

大きなソファーにだらんと座らせてもらって。

「そうですね。基本そこの部屋で、、、」

Aちゃんが指差す部屋は、俺が作業部屋として使ってる部屋で。

やっぱり部屋の構造が一緒やから、部屋の用途もかぶるんやろうな。

「ちょっとみます？」

そう言ってくれるもんやから、作業部屋に案内してもらった。