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「······ほら、早く言えよ。
みっくん、だろ？」
「いやっ、もういいっ
「言え、早く」
言ったら怒るじゃん・・・宏光。
こうやって言わせても、
何にもならなくない？
「·······みっくん、」
「調子のんな」
「·········んっ、！」
一瞬にして塞がれた唇は、
さっきみたいに瞬間てきなものではなく、
隙をついて舌をねじ込む宏光に
頭が真っ白になるようなキス。
「·······んっ、ふ······ねぇ、！」
私の言葉なんか無視で、
ただただ漏れる声とお互いの混じり合う水音と。
骨抜きにされるぐらい
もう座ってもいられなくなって、
どんどん沈んでいく身体。
・・・なにこれ
こんなの私の望んでるものじゃない、
「·····って、」
胸を押してもビクともしない宏光に、
咄嗟に唇を噛むと少し顔を歪めてやっと身体を離した。
「·······なんで？」
「一回目、拒否んなかっただろ？」
「試してたってこと······？
そういう関係になれるとでも思った！？」
「違ぇよ」
「じゃあなんで·····、」
じんわりと瞼が熱くなって、
視界がぼやける。
理性がおかしくなって
今何もかもに変な感情が溢れる。
私だけこんな風になって馬鹿みたい。
「·······宏光って、こんな人だった？」
ねぇ、もう純粋じゃないってこと？
私の大好きな宏光はいないの？
消えたい、一度宏光の前から消えて一人になって、
全てを忘れてからあの時だけの記憶に戻したい。
何にも感じなかった。
ただ、欲望だけをぶつけるようなキスだった。
昔は昔でしんどかったのに、
また大人になっても同じ思いをしなきゃいけないの？
久しぶりの再開がこんな風になって、
ただの幼馴染でもなくなってしまった。
もう、昔には戻れない？
汚れちゃったの？私たち。
「········ごめんっ、帰る」
何も考えずに
ただ家を飛び出して出来るだけ遠くに向かった。
一瞬だけ、頭の中から宏光を消してしまいたいんだ。
私は、今の現実から逃げたんだ。
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あゆ(プロフ) - すごくよかったです！！先輩と後輩のパスワード教えていただくことってできますか？ (2019年10月16日 14時) (
レス) id: 4e0821302c (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - たちょんさん» はじめまして！いつも楽しみにしていただけているなんて、とても光栄です(*´∇｀*)それなのに更新頻度が滞ってしまい申し訳ないです(´；ω；｀)これからも北山さん、頑張りますので（作者はこじらせるつもりですが笑）最後まで温かく見守っていただけると嬉しいです^^ (2018年9月24日 18時) (レス) id: dd8208cd00 (このIDを非表示/違反報告)
しょーみつしょ。(プロフ) - あいさん» いえいえ(^^) 本日中に移行されるんですね！ 楽しみすぎてニヤけます笑 (( そうなんですよ、ひっそり書いてました笑 タイミングよく見つけて頂いたなんて光栄です笑 これからもよろしくお願いします(*´∀｀) (2018年9月24日 17時) (レス) id: f9dd1382d4 (このIDを非表示/違反報告)
たちょん(プロフ) - あいさん、はじめまして！陰ながらいつも読ませていただいておりました！私、このお話大好きで！いつも更新されていないか確認するほどで！！北山さん素直になって！！と思いながら応援しております^^笑 これからも楽しみにしているので、無理なく頑張って下さい！！ (2018年9月24日 17時) (レス) id: 79ef55ee6d (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - しょーみつしょ。さん» ・・・っていうか！先程見つけたんですが、しょーみつしょ。さんお話書かれてますよねっ？タイミングよく見つけてしまいました（笑）なんだか知ってる名前だなぁとは思ってたんですけど・・・(*´∇｀*)笑。またそちらにもおじゃまさせていただきますね！ (2018年9月24日 16時) (レス) id: dd8208cd00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あい
| 作成日時：2017年9月9日 10時
