放浪少年入社します【文スト】

19話 ページ21

｢じゃあ、呑むの付き合えや｣



｢えー、｣



太宰さんの顔が今まで見たことないくらいでろーってしてる。


な、仲いいのか悪いのかわからないんだが？



｢あの、俺を挟んで喧嘩しないでください。
俺の身にもなってほしいです｣



出てきたコーラをぐびーっと飲む。



｢そう云えば、中也、作者らの世界では誕生日らしいじゃないかー。｣←



え？さ･･･？世界･･･？



｢お、おめでとう御座います？｣



｢あぁ？意味わかんねーこと云ってんな、まァありがとな。｣



あ、いい人だ･･･



この人になら相談するのもありかも･･･



｢ンだよ？新美、何か云いてぇンなら云えや｣



｢あっ、や、べ、別に･･･！｣



何にしろ初対面だし、駄目だよな



｢訳わかんねェけどよ、聞きてぇことなら俺もあるから連絡先交換しようぜ｣



スマホをチラつかせ不敵に笑う中原さん



｢あ、はい。｣



断る理由も無いので交換する為にスマホを取り出す。
此れは社長に貰ったものだ。連絡出来るものが無いと不便だと云って。



｢ん。ありがとな、
おっしゃ、呑むぞー。｣



ワインの瓶を掴みあげて云った。



･･･一体どれだけ呑む気なんだ？



｢はいはい、仕方ないねぇー。｣



太宰さんも呑み出す。



俺もコーラ飲もうかな、


｢やっぱりオレンジジュースにします･･･｣

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