keep going (ページ4)

今日:6 hit、昨日:48 hit、合計:151,074 hit

4 ページ4

夜は全くと言っていいほど寝付けなかった。
みんなにどう説明しよう、どういう反応が帰ってくるんだろう。
ただ、不安で仕方がない。

突き放す奴らではないそれは分かってる、自分の中でもそれはわかっているのに、
ただ、怖い、怖くて仕方がなくて、
大きな黒い渦に1人入れられた気分になった。

LINEグループに

【話があります、明日仕事の後残ってくれると嬉しいです】

の1文だけ送り、目を閉じた。

翌日、乾いた咳が止まらない、このまま死んでしまうんじゃないかと思って、病気なんだと痛感した。
くよくよしてても仕方ない。
誰もいない静かな部屋で

「よし！」っとほっぺたを叩き
喝を入れ、家を出た。

マネージャーには昨日のうちに軽くだけ話して、
仕事は全てキャンセルにしてもらった

楽屋に入ると
飛びついてくる慎太郎

慎「っきょも！やっと来た！話って何？今じゃダメ？なんかあった？もしかして一昨日の…？」

と、質問攻め。

「痛いよ、慎太郎。
後で話すから、ほら、離れて？ね？」

慎「あぁ…ごめん」

他のメンバーも納得はいってなさそうだったが、今は無視。
今いえば仕事に支障をきたす。

順調に撮影は進む。
コレで俺の仕事も最後。
大丈夫また戻ってくる、なんて心の中で自分を励まし、奮い立たせた。

撮影が終わり、
口を開いたのは北斗

北「で？話って？」
「…あー、みんな座ろうよ」

大男5人が俺と対面しあって同じソファーにひっついて座っている、それがなん可愛くて笑っていると、「大我、」と高地に怒られちゃった。

「ごめんごめん、つい、この状況が面白くて」

高「…おい、」

「不安になんないでよ、ジョークじゃん
笑って。」

全員全然笑ってくれない、いやそうさしてるのは俺か。
1度深呼吸して、気持ちを整えた。