keep going (ページ29)

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29 慎太郎side ページ29

高熱だと言うのに全く見つからないきょも。

そろそろ限界になっているはず

今すぐにでも見つけてあげたい、そうは思うものの
現実はそう上手くいかない。

時刻はてっぺんを越し、午前1時半。

流石の俺でも、連日仕事からの、っていうので
少し、ほんの少しだけ、疲れを感じていた。

あたりは相当暗くなり、
光煌びやかにあかりが着いている住宅街の街頭がより強調される。

この住宅街には俺しかいない、

基、なにか人影が…

慎「…きょも？」

それは疲れ果ててたのか電柱に寄りかかっているきょもだった。

『っえ？！大丈夫？！きょも！』

つい大声を出してしまう

きょもは、まるで良くないものを見たかのように俺から逃げる。

慎「ちょ、きょも、待って！」

京「はぁっ、、もういいって慎太郎…
疲れたんだって、放っておいてよ、、はぁ、っっ」

慎「っ、でも！病院に戻らなきゃ、、、」

京｢もう、、SixTONESで居るのが、怖いんだ…
頼むから、、、そっとしておいて、、」

"怖い"

馬鹿な俺には理解ができなかった
何が怖いのか、
何に疲れたのか、

俺らが支えていることすら鬱陶しいのか。

意識をきょもに戻せばもう居なくなっていた

慎「きょも、、、」

そう呟くだけで、動くことが出来なかった。

なにかに怯えてるような警戒しているような
きょものあの目を見ると、
怖気ずいてしまって近寄ることすら
俺には出来なかった。

きょもから逃げてしまったんだ。

何が起こったのかも理解出来ていないまま、
とりあえず高地に電話することにした。