検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:30,341 hit

小瀧さん(5) ページ5

智洋side


2人でなにやらガヤガヤ喋っているけれど、前みたいに楽しめそうで何より。

照史の案内のおかげで、スムーズに駐車完了させて自宅に向かう。




智洋「お邪魔しま〜す!」


A「お邪魔します…」




おずおずと部屋の中に入るAに対して、照史は気遣いが完璧。




照史「Aちゃんそんなビクビクしやんでも笑 一旦シーサーとゴーヤーはケージの中に入れてるから安心して。」


A「あ、はい! でも、自宅でワンちゃんいるから大丈夫です笑」


智洋「そやで、照史。 緊張してるだけやろ笑」


A「緊張してへんし! …あ、照史くん! 良かったらこれ。」




そう言って手土産を渡したA。



照史「そんなん用意してくれんでも良かったのに〜 おつまみセットか! めっちゃ嬉しいわぁ。」


智洋「良かったぁ」


照史「どうせなら、後で開けよ! モンチも、呑まんって言ってるけどノンアル買っといたし、それ呑み?」


智洋「あ、わざわざありがとう〜 じゃあ後でやな」


A「肝心のお肉ってどんな感じなんです?」


照史「あ〜、もう一部は料理に使ってたりするんやけど…まだこんな感じで残ってんねん」




よっこいせっという掛け声と共にダイニングテーブルに置かれた大量のお肉。

この量は、さすがの照史も無理やな笑




A「あ〜 これは厳しいものがありますね笑」


照史「そやろ? だから今日色々なお肉料理作ったから、思う存分食べていってや?」


A「勿論笑」


智洋「Aなんて部活してからのおやつ、我慢してたんよな?」


A「だって、トモが『照史が美味しい料理いっぱい作ってくれると思うから食べる準備しとけよ〜』って口酸っぱく言ってきてんもん。」


照史「えぇ〜、モンチそんなん言ってたん?」


智洋「どうせならいっぱい食べようよ、ってことやん」




丹精込めて作られた料理がダイニングテーブルに並び始めたのと同時に、照史が”もうシーゴー達もこの状況に慣れたでしょ”と判断して、ケージを開けた。


待っていたかのように嬉しそうに駆け寄ってくる2匹。
Aは少しびっくりしていたけれど、俺は久々に会えて嬉しかった。




照史「シー!ゴー!それぐらいにしぃ。笑」


智洋「ははは! お二人さんごめんやで? 今からご飯食べるから後で遊ぼっか。」


A「ホント、人懐っこいんやねぇ」


照史「それが取り柄みたいな感じやで? じゃあ食べよっか!」




.

小瀧さん(6)→←小瀧さん(4)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (70 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
214人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:蘭夢 | 作成日時:2022年8月7日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。