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JM｢……いきなり過ぎますよね、こんなの。｣
｢……えぇ、まぁ……｣
JM｢……じゃあ今から俺はお姉さんをナンパします。｣
｢……え？｣
JM｢……ヌナ……俺と一夜を過ごしてくれないですか？｣
｢……はっ、……はぁー！？｣
すみません、と私に謝るジミン氏の目がだんだんと据わってきたような気がするのは気のせいだろうか。
な、なんかやけくそになってないかと思うも
ナンパだとか……ぬ、ヌナって言われた挙げ句に一夜を過ごすだって……！？
もう、訳がわからない。
何を理解していいのかこの状況に私がもういっぱいいっぱいだ。
JM｢……お願い……ヌナ……
俺にそういうのを教えてください。
情けなく泣いてる所を見られちゃったし誰にも言ってない悩みも言っちゃったしもうヌナにしかこんなこと頼めません。｣
｢……そ、それは……と、とりあえず手を離してくださいっ｣
JM｢……嫌です。ヌナがいいって言うまで離しません。｣
泣いてる姿を偶然見てしまったけれど秘密や悩みを勝手に教えたのは君じゃんっ！
って言いたいのに、すがるように見つめられる。
飲み込めない全てにこっちが動揺しても、嫌だというジミン氏はより一層ぐっと私の手首を握る。
……あぁっ！…………もうっ！
｢……わ、わかった……わかったから手を離してっ｣
JM｢……ほんと？いいの…？｣
｢……いや、やっぱよくないです私にはできません！｣
JM｢……今さらそんなのダメです。
ふふっ…………俺にいっぱい教えて？……ヌナ。｣
……これが、本物のアイドルの底力なんだろうか。
さっきまで女々しく泣いていたのに、悲しそうにしてたのに。
有無を言わせない何かがその背後にあるような気がして、なかなか離してくれない手首にどうしようもなくなって頷いてしまったのがきっと……不純で。
たまたま出会ってたまたま悩みを聞いてしまったのが運のツキ。
とんでもない展開についていけなくても、事務所の宝で
密かに……ほんの少しだけ推してる彼がほうっておけなかった……いやこれは下心では断じてない、絶対に。
あまりの剣幕に加えての逃げれないずるさに勝てず頷いてしまえばもう、逃げられない。
私とジミン氏の……不純な物語の幕が開けた瞬間だった。
はじまりは、不純。
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みゅー(プロフ) - 初めまして^_^ もう続きが気になります！！更新されるの楽しみにしてます(^ ^) (2020年11月28日 18時) (
レス) id: 6c527f49bb (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 初めまして^_^ (2020年11月28日 18時) (レス) id: 6c527f49bb (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 初めまして。大好きなじみんちゃんのお話を探してたらこの作品に出逢えました。普段完結ものしか読まないのですが。主人公の女性の気持ちに感情移入してしまい。素敵だなと思い読ませて頂いてます。お話し執筆されるの大変かと思いますが続きを楽しみにしています。 (2020年11月4日 13時) (レス) id: 4c311be18c (このIDを非表示/違反報告)
ぽこ(プロフ) - このお話大好きです！二回目でするっと解決とはいかなさそうですね(^^)これから2人がどうなるのか楽しみです〜！ (2020年11月1日 14時) (レス) id: 6fe0a9177b (このIDを非表示/違反報告)
namicco(プロフ) - いつも楽しみによんでます。ジミンペンなのでいつもドキドキしちゃってます！ぜひ長く続けて下さい！ (2020年11月1日 13時) (レス) id: 2bc59f1f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーふん
| 作成日時：2020年10月18日 11時
