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オンニとの食事を終えて、自分のアパートへと足を進めるもやっぱり一人になれば自然とため息が漏れてしまう。
……はぁ。
仕事は軌道に乗りそうなのになんか……モヤモヤする。
こんなに分かりやすくも変わったらしい私はどこまで単純すぎるんだ……
いつまでもあの夜を引きずりたくない。
あれは不純すぎた上にごめん。の一言は間違いなく後悔なんだし。
明日から忙しくなるんだし考えるのはだめだめ!
もうこの謎すぎる不純すぎる自分もあれもおしまい!
早く寝よう、とアパートの階段を上がれば私の部屋の前に……誰かが立っていた。
JM「……あ。ヌナやっと帰ってきたー。」
「……えっ!?」
一瞬不審者かと思うも、私の足音に気づいたのか振り向いて笑顔を向けた人物に心臓が飛び跳ねた。
じ、ジミン氏ではありませんかっ…
なぜキミがこんなところにっ!
しかもこのタイミングは……アカンってば!
JM「ふふっ。久しぶりだね。」
「……え、えっ?…なんでジミン君がここにっ」
JM「……うん。ちょっとヌナに話があってさ。
でもここじゃあれだから部屋にいれてほしいな。」
「……うっ!」
大きなパーカーの萌え袖にフードを被ったまま私を見つけた先の……笑顔。
なぜここにいるんだという理由よりもこてん、と首を傾げてはまず先に部屋に入れろという謎のあざといお願い。
……可愛いすぎるだろ……
確かにここにまさかジミン君がいると周りに
バレても厄介だから、慌てて玄関のドアを開けたものの。
ばたん、とそれが閉まり足を踏み入れればいろいろとまずいんじゃ……と思考回路は爆発する。
JM「……やっぱこの部屋いい匂いする。
いつぶりだっけ、ここに来るの……いきなり押し掛けちゃってごめんね?」
「…っ換気!換気するねっ……どーぞごゆるりとっ」
ほんとにいきなりすぎるよジミン氏ぃっ……!
夢か夢じゃないのか、とあの出来事を疑いたくなっていた私だったけどやっぱり夢じゃなくて久しぶり、と微笑んだジミン君はあのジミン君。
ごめん。と書かれたメモを残して雲隠れしたと思っていただけに、まさか再び目の前に現れるとはっ!
……いきなりどうしたんだろう。
まさか、口止め?
JM「……ふふっ。……ヌナ、やっと会えた。」
……ぎゃあぁーっ!
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みゅー(プロフ) - 初めまして^_^ もう続きが気になります!!更新されるの楽しみにしてます(^ ^) (2020年11月28日 18時) (レス) id: 6c527f49bb (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 初めまして^_^ (2020年11月28日 18時) (レス) id: 6c527f49bb (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 初めまして。大好きなじみんちゃんのお話を探してたらこの作品に出逢えました。普段完結ものしか読まないのですが。主人公の女性の気持ちに感情移入してしまい。素敵だなと思い読ませて頂いてます。お話し執筆されるの大変かと思いますが続きを楽しみにしています。 (2020年11月4日 13時) (レス) id: 4c311be18c (このIDを非表示/違反報告)
ぽこ(プロフ) - このお話大好きです!二回目でするっと解決とはいかなさそうですね(^^)これから2人がどうなるのか楽しみです〜! (2020年11月1日 14時) (レス) id: 6fe0a9177b (このIDを非表示/違反報告)
namicco(プロフ) - いつも楽しみによんでます。ジミンペンなのでいつもドキドキしちゃってます!ぜひ長く続けて下さい! (2020年11月1日 13時) (レス) id: 2bc59f1f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱーふん | 作成日時:2020年10月18日 11時