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｢……おっ！いいねいいね！
すごく表情がいいよ、やれば出来るじゃないか！｣
｢……え、本当ですか？｣
｢年相応の大人っぽい色気というかまた違うキミの新しい魅力というか。
……うん。これを今回は使ってみようと思うよ。｣
事務所ではないちゃんとしたスタジオでカメラを構えた髭もじゃ監督さんがにこにこと私に声をかけて。
以前はあんなに酷評だっただけに、思わぬお褒めの言葉とまさかの採用に私は盛大に目を見開いた。
｢……おめでとう。やっと採用決まったわね。
あの男性誌でうまく専属取れればきっと軌道に乗るわ。
今日はお疲れ様。｣
｢あ、ありがとうございます…｣
｢…あら、意外な反応ね。もっと泣いて喜ぶと思ってたのに。｣
｢…いえ、なんだかまだ実感がわかなくて…｣
｢まぁいいわ。今日はゆっくり休みなさい。
明日からまた忙しくなるわよ、支えてあげるから共に頑張りましょう。｣
にこにこなマネオンニが優しすぎてご機嫌すぎてぽん、と背中を叩かれても私はなんだか素直に喜べない。
とんとん拍子……怖いぐらいに仕事が決まり私を見る業界の人たちはモノ珍しそうに眺め、なんか居心地が悪い。
特別に何をしたとか意識していないのに。
そんなに私は激変したのかと考えるも、いつも通りというか相変わらず自信はなくて、今日もまた完全敗北すると覚悟していた。
変わったといえばそれは少し前に私はあのスーパーアイドルと……って……ない。ないないない！
それは今の状況に断じて関係ないっ！
｢……で？｣
｢…はい？｣
｢……最近何かあったんでしょう？
ホスト遊びでもして女を磨いたの？……ってそれはないか。
そんなお金アナタにはないものね。｣
撮影スタジオからの帰りに少しだけマネオンニと食事をしていれば白状しろ、と謂わんばかりに詰めよって。
仕事が決まったご褒美に奢ると言った彼女に単純な私はついてきたのだけれどオンニは何かを疑っていた。
｢…ほ、ホスト遊びなんかしてません！
私…そんなに変ですか？｣
｢……変じゃないわよ。
ただ何か考え込んでるなっていう表情が時折垣間見えていて、それが妙に色っぽいのよ。
ため息はつくけどそれも何となく熱っぽいっていうか。
まるでヤッたあとの余韻を引きずってるみたいよ？｣
……不純だ。
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みゅー(プロフ) - 初めまして^_^ もう続きが気になります！！更新されるの楽しみにしてます(^ ^) (2020年11月28日 18時) (
レス) id: 6c527f49bb (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 初めまして^_^ (2020年11月28日 18時) (レス) id: 6c527f49bb (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 初めまして。大好きなじみんちゃんのお話を探してたらこの作品に出逢えました。普段完結ものしか読まないのですが。主人公の女性の気持ちに感情移入してしまい。素敵だなと思い読ませて頂いてます。お話し執筆されるの大変かと思いますが続きを楽しみにしています。 (2020年11月4日 13時) (レス) id: 4c311be18c (このIDを非表示/違反報告)
ぽこ(プロフ) - このお話大好きです！二回目でするっと解決とはいかなさそうですね(^^)これから2人がどうなるのか楽しみです〜！ (2020年11月1日 14時) (レス) id: 6fe0a9177b (このIDを非表示/違反報告)
namicco(プロフ) - いつも楽しみによんでます。ジミンペンなのでいつもドキドキしちゃってます！ぜひ長く続けて下さい！ (2020年11月1日 13時) (レス) id: 2bc59f1f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーふん
| 作成日時：2020年10月18日 11時
