22 JM ページ22
……最悪だ……やってしまった、と思う俺の今の心境。
それは所謂、サイテーな男の後悔の気持ち。
綺麗に整頓された部屋は小さくて生活感があってどこか落ち着く空間で。
狭いシングルベッドで放心状態……冷や汗を流す俺の隣で、意識を手放し深い眠りについているのは……女の子。
……まじか、まじで俺は最低じゃん、と今さら凄く焦ってしまい眠る女の子の頬には僅かに涙の痕が残っていて。
たまらず俺はその柔らかい栗色の髪と真っ白な頬にちゅ、とキスをして今さら……本当に今さらだけど、ぼぼぼっと赤面しては逃げ出したくなった。
不純すぎる理由を引っ提げて、半ば無理やり言いくるめてこんな展開に持っていったのは間違いなく俺の意思だった。
事務所の奥のひっそりとした休憩室。
あの場所でばったり出逢い、初めてまともに会話をして……俺は不純な理由を掲げて彼女の手首をぎゅっと掴んで引き止めた。
……これが、全ての始まりだった。
TH｢……うわぁ……ジミナさいってー。｣
｢…うぅっ……分かってるし…｣
朝、重い足取りで宿舎に帰ってきた俺。
何度もため息をつき、どうしよう……と頭が混乱して我慢できずに親友の部屋に押し掛けて。
まだ眠い、出ていってと布団からなかなか出てこないテヒョナを引きずりだして半泣きになりながら昨夜の俺の馬鹿すぎる行動全てを相談すれば。
親友はどストレートな言葉を吐き出し、信じられない、と顔をしかめた。
TH｢……それで？怖くなって逃げてきたって？
馬鹿すぎるでしょ。
散々夜抱き潰したくせにしかも初対面なのに？
なーんの説明もなしに彼女が寝てるからって部屋から
飛び出してきたって……ジミナ最低じゃん。｣
｢あぁっ……痛い！胸がいたいぃ……｣
TH｢……大体ジミナどーてーじゃないじゃん。｣
｢うっ！……そ、そうだけどっ…｣
TH｢それなのに嘘ついた挙げ句彼女の部屋に上がりこんで…って。
やるだけやって何も言わずに出てくるなんてそれを
世間じゃ何ていうか知ってる？
ヤリ捨てって……｣
｢うわぁぁっ！それ以上いうなぁぁっ…｣
ぐっすり眠っていたのに俺に叩き起こされた親友の機嫌はかなり悪い。
それに加えて俺の昨夜の行動に対して更に不機嫌になって。
……いや、テヒョナは悪くないしどう考えたって俺が……最低なんだ。
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みゅー(プロフ) - 初めまして^_^ もう続きが気になります！！更新されるの楽しみにしてます(^ ^) (2020年11月28日 18時) (
レス) id: 6c527f49bb (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 初めまして^_^ (2020年11月28日 18時) (レス) id: 6c527f49bb (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 初めまして。大好きなじみんちゃんのお話を探してたらこの作品に出逢えました。普段完結ものしか読まないのですが。主人公の女性の気持ちに感情移入してしまい。素敵だなと思い読ませて頂いてます。お話し執筆されるの大変かと思いますが続きを楽しみにしています。 (2020年11月4日 13時) (レス) id: 4c311be18c (このIDを非表示/違反報告)
ぽこ(プロフ) - このお話大好きです！二回目でするっと解決とはいかなさそうですね(^^)これから2人がどうなるのか楽しみです〜！ (2020年11月1日 14時) (レス) id: 6fe0a9177b (このIDを非表示/違反報告)
namicco(プロフ) - いつも楽しみによんでます。ジミンペンなのでいつもドキドキしちゃってます！ぜひ長く続けて下さい！ (2020年11月1日 13時) (レス) id: 2bc59f1f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーふん
| 作成日時：2020年10月18日 11時
