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涙を流すこの事務所を代表するスターとこの事務所の足引っ張りで底辺の私。
彼らのお陰で新しいビルへ移転したこの大きな事務所では普段会うことはまずない。
そんな彼と私が出逢った事務所の奥の奥の寂しい休憩室では、聞くつもりのなかった､あまり関わってはいけないのに何故か引き止められてしまい……彼の悩みを聞いていたんだけれど。
私が渡したミネラルウォーターをこくん、と喉をならして流し込みはぁ……とまたため息をついて。
少し悲しげに微笑んだジミン氏が僅かに上目遣いで私を見上げる。
……グループのセクシー担当と言われることが負担だなんて。
自分はそういうキャラじゃないんだと自嘲気味に笑った彼のまさかの悩みに私はどう反応すればよいのか。
……っていうか今この瞬間でもお色気すげぇのに……
その真っ白な喉元とかミネラルウォーターを飲んだからなのか分からんけど少し濡れた赤い、ぽってりした唇とか。
涙が乾ききってないその瞳を私に向けてアナタは何を言ってるんですかぁーっ！？
……とは言えず。
JM｢……すみません、初対面なのにこんなこと。
なんかもう切羽詰まっちゃってつい……｣
｢……い、いえ……まぁ……驚きましたケド……
でも……無理しなくてもいいんじゃないですか？｣
JM｢……え？｣
｢……歳を重ねていけば自然と身に付くこともあります。
なんていうか……長い人生の中で培った経験を活かしていけばきっと乗り越えていけますよ。
ありのままでいいと思います。｣
セクシー担当が負担だ、と言っている悩めるジミン氏の呟きに１年前に公開された彼らの楽曲……血汗涙を思い出す。
……いやいや、何を言っているんだぃジミン氏。
あのmvの君の破壊力は凄かったし今でもそれは健在じゃないかい……何をそんなに悩む必要が…と突っ込みたいけれど。
彼はこの会社の宝である。
｢……いや、私の方こそ生意気言ってしまいすみません。
そんなに悩まなくてもきっと大丈夫ですよ。
陰ながら応援してます。｣
では、とにっこり笑って立ち上がって。
先日公開された彼らの楽曲のDNAだって爆発的に人気だし、まじでジミン氏は私とは相容れない立場だし。
スターでも悩みぐらいあるんだなぁ、と泣き止んでくれたタイミングで私はこの場を離れようとした。
JM｢……待って下さい。｣
｢……え、？｣
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みゅー(プロフ) - 初めまして^_^ もう続きが気になります！！更新されるの楽しみにしてます(^ ^) (2020年11月28日 18時) (
レス) id: 6c527f49bb (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 初めまして^_^ (2020年11月28日 18時) (レス) id: 6c527f49bb (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 初めまして。大好きなじみんちゃんのお話を探してたらこの作品に出逢えました。普段完結ものしか読まないのですが。主人公の女性の気持ちに感情移入してしまい。素敵だなと思い読ませて頂いてます。お話し執筆されるの大変かと思いますが続きを楽しみにしています。 (2020年11月4日 13時) (レス) id: 4c311be18c (このIDを非表示/違反報告)
ぽこ(プロフ) - このお話大好きです！二回目でするっと解決とはいかなさそうですね(^^)これから2人がどうなるのか楽しみです〜！ (2020年11月1日 14時) (レス) id: 6fe0a9177b (このIDを非表示/違反報告)
namicco(プロフ) - いつも楽しみによんでます。ジミンペンなのでいつもドキドキしちゃってます！ぜひ長く続けて下さい！ (2020年11月1日 13時) (レス) id: 2bc59f1f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーふん
| 作成日時：2020年10月18日 11時
