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頭の中で今日のやるべきことを考えながら準備を進めて、少しのメモを残す。
ペンを走らせ朝ごはんはテーブルに冷蔵庫にあるから温めてね、と記し身支度を整えて立ち上がれば愛犬ポチが駆け寄って。
｢ごめん、起こしちゃったね。じゃあ私はもう行くからお利口さんにしてて？
あと少しの間だけど……今日もテヒョンをよろしくね。｣
小さく声をかけてこれでもかと撫でてあげて、車の鍵を取り出して。
振り返ればテヒョンはさっきと変わらない格好のままクッションを抱きしめていて、未だ夢の中だ。
今日はお留守番をお願いしちゃったけど、テヒョンは私には内緒の何かをするつもりらしいけど。
めっちゃ忙しい、なんて一体なんのことだろうと思うけど……まぁ自由にしてくれれば私はそれでいい。
あまり待たせたくないしあと数日でテヒョンは帰ってしまうから。
今だけの夏休みは私にとっても大事で……できるならそばにいたい、少しの時間も惜しいし無駄にしたくない、って思ってしまう。
……いけない、もうこんな時間だ、と気持ちを切り替えて
愛犬と寝ている背中に向けて行ってきます、と小さく微笑んだ。
｢……Aちゃんいつもありがとう。また来週もよろしくね？｣
｢こちらこそいつもありがとうございます。
ぜひ来週もよろしくお願いしますね！｣
契約している小さなレストランを営むご夫婦に頭を下げてコンテナを運ぶ。
私の作る野菜たちがお客様に好評だ、なんて嬉しい報告ももらっちゃって気分は上々だ。
｢……あ！Aちゃん待って！｣
｢……っはい、なんでしょうか？｣
よいしょ、と車で荷物の整理をしていればレストランの奥さんに呼び止められて。
その声を聞いた時、ちょっとだけ嫌な予感がした。
もしかしてあの話かな、と思えば大当たり。
｢……この前のこと、少しでも考えてくれたかしら？
うちの息子がね、Aちゃんを気に入ってるって話。｣
｢あ、えっと……｣
｢私が出しゃばるのは野暮なのは分かってるんだけど、まずはお見合いがてらどうかなって。｣
20代半ばになればこういう話がこんな私にも舞い込み、実は最近の私の悩みのひとつでもあって。
大事なお客様だから丁重にお断りしたつもりだったけど、
なかなかこのレストランの奥様は……手強い。
……はぁ。
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tete?(プロフ) - 素敵すぎます！！キュンキュンしたし号泣しました！ぜひ続編が読みたいです！ (2021年10月22日 20時) (
レス) @page50 id: 9f2748196d (このIDを非表示/違反報告)
かおりんこ(プロフ) - 初めまして！可愛いキュンキュンするお話をありがとうございました！ソウル編ぜひお願いしたいです🙏💜 (2021年10月21日 20時) (レス) @page50 id: 938f0fcb54 (このIDを非表示/違反報告)
かづき(プロフ) - はじめまして。二人のかわいらしさにかは寄せられて、毎回更新が待ち遠しかったお話です。幸せな結末でうれしかったんですが、もう終わっちゃうのかと寂しくなりました。ぜひ、続編をお願いします。楽しみにしています。 (2021年10月20日 16時) (レス) @page50 id: 3327e12a6b (このIDを非表示/違反報告)
hal(プロフ) - はじめまして。楽しく読みました♪ ソウル編も読ませていただけましたら嬉しいです。 (2021年10月20日 16時) (レス) @page50 id: 17280345a0 (このIDを非表示/違反報告)
まりか(プロフ) - キュンキュンするお話ありがとうございます（ ; ; ）ソウル変更楽しみにしてます💜 (2021年10月20日 3時) (レス) @page50 id: fc911e40d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミイミイ
| 作成日時：2021年9月9日 23時
