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自分で強く噛んでしまってる唇が痛い。
でも心はもっと痛くて、みっともない私を見つめて笑うユンギ君に何も言えなくて。
視界は涙でぼやけていて瞬きをすれば零れてしまいそうで、それを必死に堪えている私を更にあなたは笑う。
なんで笑うの、私なんか見るな、と思ってるのにぼろりと涙が落ちて。
それを彼は指先で掬って私を引き寄せ、ふわりと抱きしめた。
YG｢……あぁー……くそ。出張なんか行きたくねぇ。｣
……いきなり何、とは思うものの。
出張……か。
だからスーツを着ていてあの野暮ったい髪を短くしたのか、なんて珍しすぎた彼の今日の姿に妙な納得をするも……段々と苛立ってくる。
｢……やめてよっ……離して！
出張でもどこでも行けばいいじゃないっ……清々する！｣
YG｢……あ？ふざけんなクソ女。｣
｢……楽しかった……？
私をバカにしてからかって鼻で笑って……楽しかった！？｣
YG｢一丁前に怒ってんのか。ははっ……いいんじゃねーの。｣
｢……やだっ……やめてってば！｣
こんなに感情的に、ヒステリックになるなんて
たぶん今までの人生の中で無かった。
アラサーだから情緒不安定なんだと言い聞かせるには無理があって、精一杯の感情をぶつけても髪をぐしゃぐしゃと乱暴に撫でながら優しく笑うユンギ君に、私はもう何を言ったらいいのか分からない。
YG｢土産買ってくるから逃げるなよ。｣
｢……いらないっ…｣
YG｢……おい。調子乗るなよ頼まれた仕事ぶん投げるぞ。｣
｢……！……〜っユンギ君なんかもう知らない、｣
YG｢ははっ……あはは！｣
……なんなの。
本当にユンギ君って分からない。
初めて見せた同期の弾ける笑顔にまた言葉が詰まってしまう。
ぽん、と頭のてっぺんを撫でる掌を振り払いたい。
馬鹿にするな、触るな、なんで笑うのって
言いたい事は山積みなのにぐっと飲み込んでしまうのは……何でだろう。
……私は、私が一番分からない。
YG｢……安心しろ。
ちゃんとお前の企画は納期までにやっておくから。｣
｢……っ……ありがとう、｣
YG｢………じゃーな。浮気すんじゃねぇぞクソ女。｣
｢……はぁっ！？｣
YG｢ははは！｣
ちゅ、と頬に触れた唇にぼっと体温が上がったような気がした。
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ミイミイ(プロフ) - まいさん» まいさんいつもありがとうございます！(*^^*)ジンニムついに動きましたね作者の妄想が止まりません！暴走するかもしれませんが引き続き楽しんで頂けたら嬉しいです！更新も頑張りますね！(*^^*)ありがとうございます！ (2019年11月15日 20時) (
レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - しんはるさん» ドキドキしてくれるなんて嬉し過ぎます感激です！また楽しんで頂けるように更新も頑張りますねまた遊びに来てくださいね！(*^^*)作者ギャップ大好物です！頑張ります！ (2019年11月15日 20時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - ぽちさん» ぽちさん嬉しいよー！読んでくれてありがとうございます！ぴょんて作者にこれからもお付き合いして下さい笑更新も頑張りますー(*^^*)大好きです！ (2019年11月15日 20時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - てじそく.さん» その反応たまんないですー！てじそく.さん私が大好きですまじで！！これを活力に更新頑張りますね！(*^^*) (2019年11月15日 20時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
まい - いつも読んでる『まい』です！ジンニム、、くぅ〜たまらない！待ってました強引なジンニム！悪くて強引はジンニムにない印象なので、ギャップみたいなのがたまりません！今後も期待してます(^ ^) (2019年11月15日 16時) (レス) id: 2478bd21b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーふん
| 作成日時：2019年10月14日 16時
