俺とヒミツの恋、しよ？ deep night ver. 3.5

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｢……最後の卵焼きだったのに、｣




｢ごめんごめん。でもAもやっとオトナになるんだねぇ。｣




｢……なにそれ。オトナになるって……まだ高校生だもん。｣




｢……あははっ！そういうんじゃなくて……ね、A。
ちょっと耳貸して？｣









　
相変わらずのニヤニヤだし相変わらず勝手におかずを横取りする親友が何を言いたいのかが分からない。




私が恋を実らせたことをまるで自分の事のように喜んでくれたのにあの時の彼女は目の前にいない。




耳を貸して、と言われ素直に顔を近づけて。
所謂女子同士のこしょこしょ話なんだろうけどその内容に私の頬が一気に赤く染まってく。





……だってその、…………ハレンチ！









　






　
　
｢……なっ……なに言ってるのスヨン！
そんなわけないじゃんっ。｣




｢……いやいやいや。そんな訳ありすぎるから。
いいオトナが散々我慢したんだよ？ご褒美ちょうだいって言うのだってAが何でもしてあげたいって思うのだってそんなの答えなんか１つしかないじゃん！｣




｢……でっ……でも！｣




｢あーもう……本当に可愛いー！大丈夫だって。
そこは流れに身を任せておけば大好きなオッパがちゃーんとオトナにしてくれるはず！｣









　
……流れに身を任せるって……
っていうかスヨンぜったい面白がってる！





全くそういうのを知らない訳じゃないし関心ない訳じゃない。
今までだってそれに近い展開はあったけど……え、改めて言われちゃえば恥ずかしい！
それにすっごく緊張するじゃんかっ！





……でも我慢、してるのかな。
私はその…初めてだからどんなものかも想像もできないけど……やっぱりするのかな。









　
　
｢……スヨン……なんだか緊張してきた、｣




｢……ふふっ。今のAすっごく可愛いよ？
今まで二人とも頑張ったんだろうし自然とそういう空気になるから大丈夫！｣




｢ありがとう。スヨンに言われれば本当に大丈夫な気がする。
何か今私にできることってあるかな……｣









　


スヨンは本当に頼りになるし恋愛に関しては大先輩。
まさか私がオッパと付き合えてやっとデートできるなんて本当に夢みたいだけど……嬉しいことにこれは現実で。








心の準備やらいろいろと教えて貰いながらも親友に薦められて下着を買ってしまった。









はっ……ハレンチ！









　





　

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