俺とヒミツの恋、しよ？ deep night ver. 3

just　one　day　41　JN ページ41

一生懸命俺の真似をするAがすっごく可愛くて。
濡れた舌を絡ませ大きく開いた口は二人一緒で、混ざった唾液さえ奪いたいとすら思う。
　



俺は唇が厚いけど彼女はユンギと一緒で薄いそれだから。
舌先でつー、と舐めてちゅっと吸ってみればその小ささ薄さまるごと食べてる気分になってホント……止まんない。




それをまた真似る彼女に吸われ舐められる自分の唇は、熱くなっててそれが全身に拡がり衝動的に押し倒したくなるけど今は我慢。





ぷちゅ、くちゅ、と鳴る水音とはぁっと吐き出される吐息。
奥まで潜り込んだ俺のそれを受け入れようと無意識にカラダを強張らせ震える様とうるみっぱなしのその瞳。





一際大きなリップ音を立てて離れた時、はぁー……と
俺を見つめたまま、口を中途半端に開けたまま蕩けた表情で見上げる姿を目にしてしまえば……もう俺はお手上げだ。







　



　
｢………あー……可愛いって。可愛すぎ。
凄く抱きたいめちゃくちゃ抱きたい。｣




｢はぁっ……はぁっ…………おっぱ、｣




｢……だめ。今はだめ。もうこのぐらいにしなきゃ、｣




｢…っ……やっ、……もっと……気持ちいい、｣









　
…あぁ、もうだからさ。
ホントこの子は……俺が今どんな気持ちか分かってんのかな全く。





優しいオトナでいたいのにキミを大事にしたいのに。
それをガン無視してダイレクトに俺の感情を揺さぶるし素直すぎて……いとおしいを通り越して腹が立つ。





……我慢だ。我慢しろ…キム ソクジン。
Aはユンギの妹。ここはユンギの家だしこんなの知れたら殴られるどころじゃないだろ。
でも寧ろ心のどこかで親友に本気で一発ぶん殴られたら目が覚めるのかな、なんて頭の中で酷く葛藤する。




　


それなのに俺の全部をひっくり返してべりべり理性まるごと剥がすのが俺の可愛い、可愛いお姫様。









　




　
互いに部屋のベッドに腰かけるような形で俺の肩にしがみついたままの彼女が動いて、それがぎしりと音を立てる。





……え、まずいってば、
何を考えてるかまじで分かんなくなるし何なら煽ってんのかと聞きたくなるぐらい今はこの体勢はやばいって。






俺の膝の上に遠慮もせずに股がりピタリとカラダをくっつけそのまま首筋に顔を寄せて。
　









　
｢…おっぱ、…好きだよ……大好き。
ここは私だけの特等席なの……やめないで。｣









　
……ユンギ、頼むから俺を殴って。









　
　

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