俺とヒミツの恋、しよ？ deep night ver. 2

war　of　hormone　3 ページ3

大した用も無いくせにふらっと突然保健室に現れてさも当然のように入り浸る生徒に最近私は手を焼いている。




目の前のキム テヒョンという男は謎の塊でしかないし訳あって私の最大のヒミツを知ってしまった要注意人物。





私は見た目と中身がちぐはぐで、行動と言動も見栄と嘘で塗り固めたしょうもないオトナ。
全部私が撒いた種だし全部私が悪いのは分かってる。






けど、よりにもよってどうしてこの、キム テヒョンという生徒に私は自分の本質を晒してしまったんだろう。……神様は本当に意地悪だ。









　



　
TH｢……センセーといると俺、胸が痛くなるから治して？｣




｢…………っ……眼鏡を返しなさいっ！｣




TH｢あははっ真っ赤ー。本当に今日も可愛い。｣









　









　

　
ふざけた理由を引っ提げて。
私の性格や本質を見抜いたヤツの行動には毎回毎回打つ手がない。





胸が痛い、だなんて嘘や私をバカにするようにからかうように距離を縮めて口角を上げるキム テヒョンははっきりいって性格ひん曲がってると思います。








他人よりオンナのそれが恵まれてるせいで昔から男性にはそういう目で見られ女性には疎まれて苦い思い出しかなかった学生時代。




苦しくて誰も私の話を聞いてくれなくて。
思わず逃げ込んだ保健室の先生は親身になって私を受け止めてくれて私はまた立ち上がる事が出来た。






そんな先生に憧れた私はあの人のような先生になりたいと目指し夢や目標を持ってやっとこの保健室で先生として毎日奮闘するも夢と現実は全く違っていて。









　
文句を言っていいなら誰か私の話を聞いてほしい。






……だいたいっ……この学園は性春万歳が多すぎんだよバカやろー！



毎回毎回えろい話を相談してんじゃねぇよ！
ちゃんと避妊しやがれカラダ大事にしやがれガキは家で勉強してろっつーの！




休み時間や放課後の度に右見ればイチャコラ左見ればイチャコラ。




……学校で盛るのはやめなさいっ！









　
私は性に対して疎いです。
寧ろロクな恋愛すら経験ないんです。




ただ、見た目がえろいらしいだけで性格はこんななんです。




私は親身になって生徒の悩みを聞きました。
内容が私の範囲を大きく越えていましたが真剣に考えてアドバイスしました。









……それから私は嘘をつくようになり、段々と自分でも苦しくなっているのです。









　







　
　


　
…………消えたい。




　

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